釣り

2022年10月29日 (土)

久しぶりのメジロ

 8月は毎週のようにキス釣りに出掛けていたが、9月に入ったら青物狙いで行こう、と思っていた。でも、なかなかそうもいかず、釣りどころではないような出来事が起きて、2ヶ月弱、釣りから遠ざかっていた。ネットの釣り情報は時々見ていて、自分がいつも行く場所でも青物が揚がってそうだな、と思うには思うが、釣りをしたいという気持ちにもならない。今年は青物が不調だとも書いてあって、去年以下だとすると、行っても空振りのことが多いんだろうな、と思っていた。

 週末もずっと午前中に仕事が入っていたのだが、今週末は一日休みだったので、久しぶりに早朝から青物狙いで出掛けることにした。朝3時にスマホのタイマーを合わせて11時くらいに就寝した。うとうとと就寝してしばらくした頃にスマホが鳴ったので、もう3時なのかと慌てて起きて時計を見ると、まだ12時を過ぎたくらいだった。スマホに何かの通知が来ただけのようだった。再度、眠ろうとしてもなかなか寝付けない。ベッドの上でまどろんでいると、今度は本当にタイマーが鳴った。全く寝た気がしない。

 車に乗って釣り場へ向かう。3時半くらいの道路は、ほとんど車は通っていないので、釣り場へはすぐに着く。ただ、途中鹿がよく出る道を通らなければならないので、そこだけはかなり徐行した。道路脇の山から突然鹿が現れて、車とぶつかりそうになったことが以前にあった。

 釣り場には4時頃に着いた。去年、この時期に4時頃に着くと車を停めるところはない、入るところもない、という状態だったのだが、車は近くに停められて、突堤も空いていた。先端から少し戻った所が空いていたのでそこに荷物を置いていると、先端に座っている人が大きな声でこちらに向かって、そこは場所取りしているんだ、と言う。何も置いてないじゃないか、空いているんじゃないの、と言うと、向こうに行ってくれ、と大声で言う。多分、グループで来る積もりで、一人が番をしているのだろう。無用のトラブルは避けたいと思ったので、おとなしく先端からだいぶ戻った空いている場所にまで引き返した。この時期は釣り場が混雑するのでトラブルが起きているのを時々見る。マナーの悪い人も結構な割合でいる。暗くて見えなかったが、いつも来る顔なじみの人なのかな、と思ったがそうでもなかった。顔なじみの人たちならば、入ってもいいよ、と言ってくれるからだ。どんな釣り場でも不文律みたいなものがあって、初めて行く釣り場ではそれに気を遣うが、今日はいつも場所だ。

 夜明けは5時半くらいだろうと思って、それまでガシラでも釣って遊ぼうと思い、仕掛けの準備をした。仕掛けを投げると電気ウキがぴゅっと沈む。ごくごく小さいガシラが釣れていた。数匹釣ったところで根掛かりをして仕掛けがなくなってしまったので、どうしようかと時計を見たら5時を過ぎたくらいだった。ガシラ釣りの道具を片付け、ショアジギングの準備をする。今日は6時半くらいに干潮なので、ごく浅い。浅い時はメタルジグは効果がなくて、ミノーかメタルバイブで釣果が上がる。ミノーを1つ、メタルバイブを2つ用意して、薄明るくなりかけた頃から少しずつキャストを始めた。

 夜明け前で東の空が明るくなりかけた頃に急にゴン、と来た。リールはツインパワーSWを使っていて、ドラグを少しきつめにしているのだが、ドラグがどんどん出てくる。横に走り、頭を振っているので青物だろう。多分、メジロサイズはあるだろうと思った。

 ロッドを曲げていると、隣の人がタモを入れましょうか、と言って下さったのだが、折角の時合いだしタモ入れは馴れているので、大丈夫ですよ、ありがとうございます、とだけ言って横に置いてあるタモを取った。ロッドはゼナックのミュートス・ソニオなのだが、このロッドは勝手に魚が浮いてくる印象がある。竿を立てながらリールを巻いていると、魚が目の前に浮いてきた。60センチくらいかな、と思った。その割には元気に引くな、とも思った。タモ入れは1回でうまく行き、魚を引き揚げると結構重い。近くで見ると大きかった。メジャーで測ってみると80センチ弱、もう少しでブリというサイズだった。

 血抜きをして、クーラーに入れようとすると入らない。青物を釣りに行く時は、ずっと前からダイワのライトトランク4の20リットルのものを使っているのだが、魚を曲げても入らない。頭を落としてしまおうかと思ったが、まだ夜が明けていないし、もう少し釣りをしたいと思って、クーラーから魚をはみ出させたまま、釣りを続けた。去年もこんなことが数回あった。ライトトランク4は横長なので、青物を入れるのにはちょうどいいかなと思って買い、買った頃はその大きさで十分なくらいの魚しか釣れなかったのだけれど、去年くらいから数が釣れなくなった代わりに型が大きくなって、クーラーに入らないということが増えた。今は暑い季節ではないから構わないと言えば構わないのだけれど、何となくきちんと入れておきたいなと思う。

 その後、1時間くらいやってみたが、ボラがルアーにぼこぼこ当たるようになってきた。この釣り場はこうなったらあまり釣れない。8時くらいにまた時合いが来そうだなあ、と思いつつ、太陽が出て、気温も上がってきてクーラーから黄色い尾びれがずっと出ているのが気になって、帰ることにした。

 家に帰って、ライトトランクの32リットルのものをネットで注文した。ただ、こうやって準備をすると逆に釣れないものだ。もしかするとこのクーラーに魚が入るのは、来年とかになるのかもしれない、と思った。

20221029

Panasonic DMC-TX1

2022年8月16日 (火)

力糸が次々と切れる

 今日まで仕事の休みを取っていたので、キス釣りに出掛けた。平日なので、いつも行く場所の近くではエサを購入できるのかどうか不安だったので、確実に朝から開いている釣りエサ屋のある、姫路市の西方面に向かった。この辺りはいくつかエサ屋があって、どこかは開いているだろうと思ったのだった。

 5時半頃に家を出たのだが、いつもエサを買う釣具屋が開いていた。家族連れがオキアミと青虫を買っている。それを待って、青虫を500円分購入した。青虫にするか石ゴカイにするか迷ったのだが、遠投しにくい代わりに釣れれば大きいような気がして、つい青虫を買ってしまった。

 釣り場には先行者が10人ほどいた。みな、キスの引き釣りをしているようだ。釣果情報を見ると、最近、この辺りは不調だというようなことが書いてあったのだが、果たしてどうなのだろう。7月の初めに来て以来、ずっとこの釣り場は混雑していて、車を停めるスペースすらなかったので、久しぶりである。良い場所は、先行者がいるので、適当な場所で始めることにした。

 タックルは、久しぶりにスピンパワー365 FX+とサーフリーダーCi4+30の組み合わせにした。後ろ側に4メートルくらいの防潮堤があって、4.1mのゼロサムキスを使って垂らしを長めにすると、シンカーが防潮堤に当たってしまうことがあるので、この場所では365のスピンパワーを使っている。今、投げ竿で3.65mのものがあるのはダイワのキャスティズムくらいだ。ショートロッドは気楽だし、スピンパワーは軽く振って4色くらい出るので、重宝している。以前はサーフランダーのオレンジ色の3.65mのものを使っていたが、あれよりもスピンパワーは圧倒的に飛ぶ。それで、ショートロッドはこれ以外は持っていない。

 リールにはPE0.8号とナイロン力糸を付けていた。根掛かりが時々あって、大体どの辺りを引いたら根掛かりするのかわかっているのだが、思わぬ所にロープが入っていたりするので、何投かはシンカーだけを付けて根掛かりがないことを確かめてから仕掛けを付けて投げることにしている。正面、左右の斜めに、4色くらいの距離を3回投げて、根掛かりがないことを確認してから仕掛けを付けた。4本針にしてみた。

 4色辺りにキャストすると、小刻みなアタリがある。チャリコだな、と思ってそのまま引くと、キスのアタリが出た。そのまま1色の辺りまで引く。足元まで引くと、敷石が30mほど入っているので根掛かりするのだ。15センチくらいのキスが1尾、5センチくらいのチャリコが2尾掛かっていた。チャリコをリリースして、キスだけクーラーに入れた。

 何度も投げるが、それにしても、釣れない。2連が1度だけで、後はずっと単発だ。エサを買った釣具店で今期のキスのサイズが記録として貼ってあったが、1位が22cmだった。22cmは小さい。去年は24~25cmが数尾は混じるような感じだったのに、と思いながら打ち返していく。

 10投目くらいに、リリース時に竿先に嫌な感触があるな、と思ったら力糸の結び目の部分から切れて、力糸とシンカーが飛んで行ってしまった。仕方ない、と思って予備の力糸を結んで投げると、また同じように切れて飛んでいってしまった。いつもPEとナイロンを結ぶ時はSFノットを使うのだが、どうも結び目がどこかに引っかかっているようだ。スピンパワーFX+のトップガイドはかなり径が小さいので、ちょっとした結び目でもそこを通る時は衝撃がある。今まであまり気にしていなかったのだが、2回連続で力糸を切ってしまうと、ノットを変えた方がいいのかなと思ったりもした。小学生や中学生の頃は、ナイロン糸しかなかったので、ブラッドノットで結んでいたが、PEだと抜けることがあるのでFGノットにしていたこともあるのだが、FGノットは面倒でちゃんと結ばないとすっぽ抜けることがある。SFノットは青物を釣る時にショックリーダーとの結節に使っているが、強度は抜群だし簡単に結べるので、こればかり使っている。そういえば、とシマノの動画か何かで見た変形電車結びというので結んだらどうだろう、と思って3回目はそれで結んでみた。ナイロンの力糸は、2号始まりの細いものを使っている。

 投げると、あまりショックもなく、切れずに飛んでいった。だが、引いてくる途中で根掛かりした。竿を引くと、簡単に切れてしまった。糸を回収すると、結び目で綺麗に切れていた。これでもう嫌になって、道具を片付けた。1時間ほどの釣りで、キスはたったの11尾だった。

 このロッドで快適に釣りをしようと思うと、力糸は、PEにしないとやはりダメなのだろうか、と思った。でも、PEの力糸は非常に高価で、12mほどのもの1本で普通の200m巻きのラインが買えるくらいの値段である。6号あたりのPEを買って、縒り糸を何本か抜き、テーパー力糸を自作するしかないのかなと帰りながら思った。

 今日はストレスの溜まる釣行だった。明日から仕事だ。

20220816

Panasonic DMC-TX1

2022年8月10日 (水)

ゼロサム キス X4 TB でキス釣り

 ここ1ヶ月ほど、毎週のようにキス釣りをしている。大体、7月、8月はシーバスかタコを釣ることがここ数年だったのだが、3年ほど前に宇崎日新のゼロサム キス X4TBの30号を購入したのに、それをあまり持ち出さないでいて、ずっとロッドスタンドに立っているのが気になりだしたのだった。キス釣りをしなければ、と半ば強迫心のような感じで、キス釣りの仕掛けを用意して、7月の初旬に出掛けたのだった。

 久しぶりのキス釣りは面白かった。年を取り、だんだんと早起きが億劫になってきたのもあるが、いつもより少しだけ朝、早起きして出掛ければいい。青物の時期は、防波堤の場所取りのために、深夜の2時くらいに家を出ないといけなかったりするが、キスは大抵どこでも釣れるし、気楽なものだ。エサを買わなければならないのがルアーとは違ってちょっと面倒だが、青虫か石ゴカイを500円分ほど買えば、十分な数のキスが釣れる。

 今年はいつも行く場所に何度か足を運んだのだが、6時なのに車を停めるスペースすらなく、ものすごく混雑していた。前はこんなことはなかったのに、と思いながら、コロナの影響で釣りをする人が多いのかな、と思ったりもする。結局、そこからまた1時間ほど車を走らせてもう一箇所の馴染みの場所に行くことが多くなった。そこは砂利浜なのだが、例年、2~3人がキス釣りをしている程度なのに、今年は10人くらいいることも多くなった。ただ、浜なので、どこかは空いていて、そこに入って釣りをすることができるし、暑い時期なので、朝8時くらいには帰る人もかなりいるから、結局、自分一人だけ釣りをしているという状況になったことも何度かあった。

 この釣り場は、いつも行く場所とは違って、かなり遠投しないと釣りにならないことも多い。いつも行く場所は、せいぜい50mも投げればいいので、大抵シーバスロッドに10号くらいの小さなL型天秤、2本針でやっているのだが、今年よく行く所は、勿論近距離で釣れることも結構あるけれど、100m以上投げた方が良い時も多い。100m以上投げれば、20cmを超えるキスが連掛け、ということもあるのだ。

 以前、よくキス釣りをしていた時は、チロリをエサに使っていたのだが、チロリを扱う店がなくなってしまった。どのエサ屋に行っても、青虫と石ゴカイしかない。チョイ投げをする時は青虫を付けると大きなキスが掛かることが多いので、いつも青虫を使っていたのだが、青虫は残念ながら遠投が利かない。というよりも、青虫を落とさずに遠投できる技術が私にはない。それで、最近は石ゴカイを使うことが多くなった。というよりも、チロリが手に入らなかったら、大抵石ゴカイを使っていたので、昔に戻っただけなのだが。

 ロッドはゼロサム キス X4TBの30号だ。最近、投げ竿はどんなものが売っているのかよくわからなかったので、ネット通販を見てみたら、投げ竿がほとんど売られていない。シマノのキススペシャルや、ダイワのマスタライズキス、がまかつのアルテイシアといった昔、欲しいと思いながら見ていたロッドはほとんど在庫がなかった。リールもそうだ。私はシマノの17フリーゲンを使っているのだが、17フリーゲンが売られておらず、売られていたとしてもほとんど定価という状態だった。コロナの影響で品薄になっているのか、通販ではなく、店舗で販売しているのか、よくわからないけれど、とにかく品物がない。ゼロサム キス X4TBの在庫はどこにもなかった。これの23号を実は欲しいと思っていたのだけれど、ないものは買うことができない。家から1時間ほどの所にある釣具屋が、地元のがまかつや宇崎日新を中心に扱っているので、そこに行けばもしかしたらあるのかもしれないが、釣具屋に行く時間があるなら釣りをしていた方がいいと思って行くのは止している。ゼロサム キスは初代のtype1も持っているので、それを使えばいい。

 ゼロサムキスのインプレはほとんどない。X4TBに至っては、ヒットするのが自分のこのブログ、という有様だ。

 私は高級なロッドは使ったことがないし、投げるのも下手くそなので、あまりインプレにはならないが、このロッドはとにかくキスのアタリが明確で、楽しいロッドであることは確かだ。スピンパワーの365FX+も持っているが、あれと同じようにキスのアタリを捉えてくれる。27号の錘を使っているけれど、軽くオーバーヘッドで投げて5色というところだ。シマノのプロサーフSFを使っていたことがあったが、あれと比べたら若干胴調子になっている。釣り場が漂着物だらけなので、V字で投げると必ずと言って良いくらい針がゴミを拾うので、オーバーヘッドでしか投げられないが、5色投げられればとりあえず十分だ。

 これに5本針でやっている。50本巻の仕掛けも若干値段が上がっているが、これが便利なので、それをずっと使っている。瀬戸内海で、あまり連掛けを楽しむことはしていなかったのだけれど、今年は遠投して出来るだけ連掛けを楽しむようにしている。

 大体1回の釣行は、3時間ほどだ。3時間を過ぎると暑くてもう嫌になる。3時間で40~50匹くらいである。

 キス釣りの楽しみは、帰ってそれを食べることにもある。キスは癖がなくて、本当においしい。捌くのが面倒だけれど、その価値はある魚だ。

 9月に入る頃までは、きっとキス釣りをしていることだろうと思う。

20220810

赤穂市にて

2022年1月23日 (日)

何も釣れない

 昨年末から何度か釣りには行っているのだが、何も釣れていない。

 前にアレスのブルーポーターの使用感について書いて、翌週、やはりブルーポーターを持って爆風の中ショアジギングに出掛けた。風で立っていられないほどだったのだが、わずか数投でメジロが釣れ、それから20分ほどやっていたのだがあまりに風が強くて帰ったのだった。

 年末は、離島にでも行けば釣れるのかな、と思って連絡船に乗って離島に出掛けたのだが、さっぱり何も釣れない。エサ釣りをしてみても、小さなクサフグばかりだった。

 いや、そろそろヒラメのシーズンだ、と思ってメタルジグやワームを用意して、年初に張り切って出掛けたのだが、何も釣れず、根掛かりばかりでビーチウォーカーのハウルを6個もなくしてしまった。ハウルは高価なワームなので、意気消沈して帰路に着いた。翌週、リベンジとばかりに新たにジグヘッドとワームを購入して出掛けたが、案の定、何も釣れず、ワームは根掛かりばかりでまたなくしてしまった。巻き直したばかりのラインがバックラッシュを起こしておしゃかになるということもあって、全く釣りに対しての意欲をなくしてしまった。年初から2回釣行したが、ルアーをなくすばかりで、あるいはリールに巻いた糸を巻き直すことばかりで、ろくなことがない。

 今日は一日休みだったので、2週間ぶりに釣りに行こうかと思ったのだが、どうせ釣れないし…と思うと躊躇した。躊躇しているうちに、雨が降り始めて、結局行けなくてこんな駄文を書いている。

 1月から4月にかけて、水温が下がるために何も釣れない。メバル釣りをしている人が私の住む辺りでは多いが、メバルも産卵シーズンで、産卵期の魚を釣るのもどうなのかなと思ったりして、なかなか足が向かない。ただ、この時期のアナゴが非常に美味なので、夜釣りでアナゴを狙いに行ってもいいかなとは少し思ったが、残念ながら私にはそれをさばく技量がない。

 こうやってうだうだと考えながら、もう一つの楽しみの写真の方に気持ちが行ってしまっている。去年の秋にカメラをいくつか手放して、別のものに買い替えた。それを提げて散歩するのが今は少しの楽しみになっている。ニコンの一眼レフ関係を少し整理して、マイクロ・フォーサーズと富士のXシリーズを買い足した。いずれもよく写るので、それを持って歩くことを楽しみにしている。しばらくは、釣りに行かずにカメラを持って散歩することの方が多いかもしれない。

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Olympus OM-D E-M1 w/M.Zuiko Digital 14-150mm F4-5.6

2021年12月12日 (日)

宇崎日新 ARES ブルーポーター SHJ

 ここ数年、夏の終わりから初冬にかけて、青物狙いの釣行をすることが多い。この時期はいつも仕事が忙しくてなかなか休みを取れないから、毎週行くというわけではないが、月に数回は時間を作っては行くようになった。最近は青物狙いの人が多くなって、私のよく行く釣り場ではハイシーズンになると、午前3時頃に行かないと入れる場所がないということもある。私の行く釣り場は、以前は50センチくらいのハマチサイズが数釣れるという感じだったが、去年くらいから少し様変わりしてきて、数が出なくなった。一昨年の釣果を見てみると、1シーズンで40本ほど釣っていたのが、去年は10本くらいになっている。釣行回数はいずれも10回くらいで、ボウズの日もあるから、1回あたりの数は段々と少なくなっているようだ。ただ、昨年は60センチ以上のメジロサイズが多くなって、それはそれで面白いと思うことも多かった。

 昨年まで、ロッドはほとんどがまかつのコヨーテ100Hを使っていた。コヨーテ100Hは発売されてすぐ購入して、軽くて使いやすいロッドだったのでそればかり使っていた。ところが、昨年辺りからコヨーテだと魚に力負けしてしまうことが多くなってきた。ハイシーズンの釣り場は混雑するが、ハマチは横に走るので、ロッドが弱いと隣の人の迷惑になってしまう。勿論、時間は多少かかるがコヨーテで60cm以上の青物を十分に獲れる。だが、横に走られたり、あるいはテトラに突っ込んでラインブレイクが起きたりともう少し強いロッドを使わないといけない状況だと感じた。

 強いロッドはいくつか持っているのだが、ほとんど使っていなかった。アピアの風神ブラックライン100Hというロッドが昔見切り処分で売られていたので使うことがあるかも、と思って買ったのだが、一度も使わずに部屋の隅で眠っている。その中で何回か使ったのはヤマガブランクスのブルースナイパー100Mというロッドだったのだが、これは60gくらいのジグを使うにはとても良いロッドだ。淡路や鳥取に行く時、つまりは深い場所を釣る時に使っていたが、私の行く釣り場は浅く、60gのジグを使うとすぐに着底してしまう。それで、28gくらいのミノーとかメタルバイブを使うことが実は多いのだが、ブルースナイパーでそれらを使うと飛ばないのだ。コヨーテだと綺麗にかなり遠くまで飛んでいくのに、飛ばないのは困る。ナブラが少し遠くに出ても届かない。それで、昨秋、思い切ってゼナックのストアでミュートス・ソニオ100Mを予約した。多分人気があるのだろうと思うが、今は抽選販売になっていて、一つのモデルは1人1本しか注文できないようになっているみたいだが、軽めのルアーでもきちんと飛び、大きい青物もきっちり上がるということだったから、ネット上での評判は上々で、これがあれはいいんじゃないか、と思ったのだった。半年ほど待って今年の春に届いたのだが、使うのは秋口が初めてだった。使用感は別の所で書いているが、実際、このロッドだけあればいいと思えるような素晴らしいものだった。他に持っているショアジギングロッドは手放してしまおうかとも思うほどだった。

 ただ、一つだけ気になっているロッドがあった。それは宇崎日新のブルーポーターSHJというショアジギング・ロッドである。一昨年くらいに発売されたような記憶があるが、一度使ってみたいと思っていた。というのは、単純に宇崎日新、アレスのロッドが好きなのだ。地元のメーカーということもあるし、あまり扱っている釣具店もないような感じだが、よく出来ているロッドが多い。ロッドの種類はダイワやシマノにも負けていないのではないかと思うくらいあって、ホームページを見ると、本当に多種多様なロッドを出している。アレスはルアーロッドの商標なのだろうが、一昨年くらいから整理されて、たくさんのロッドがカタログから消え、代わりに「ブルーポーター」というシリーズが展開されるようになった。その中のショアジギングロッドがSHJだ。

 以前にもアレスにはショアキャスティングロッドというカテゴリで安価なものがカタログに載っていたが、どうも旧態依然としていて、買う気にはならなかった。でも、ちょっと新しい感じのロッドが出たのを何かで見かけて、ちょっと食指が動いたのだった。だが、割に高価である。ショアジギングロッドは大体1万円くらいからあるけれど、ブルースナイパーSHJは4万円ほどだった。4万円、というと私の持っているヤマガのブルースナイパーがそれくらいだったし、コルトスナイパーXtuneもこれくらいで買った記憶がある。せめて2万円台だったらなあ、と思いつつ過ごしていたのだが、ゼナックのロッドを買ってその存在はすっかり忘れていたのだった。

 ところが最近、ふとしたことでそのブルーポーターSHJの10.2Hというモデルを手に入れたのだった。それが先週に届いた。X4というすべて4軸カーボンで作られたモデルも追加されていて、そっちを買おうかなあと思ったりもしたのだが、それはそれで5万円を超えるので諦めた。届いたら使ってみたい。今朝、初めてそれを使ってみた。

 夜が明けかけたので、まずは35gのメタルバイブを投げてみた。いつも使っているのはジャクソンの鉄PAN Longだが、すばらしくよく飛ぶ。ソニオと同じように飛行姿勢が乱れない。コヨーテはメタルバイブがくるくる回って、エビになって回収に一苦労、ということが結構あるのだが、ソニオはそれがほとんどなかった。SHJも同じようにそれがない。今日はほぼ無風の状態だったが、ソニオよりも少し遠くに飛んでいるようだ。0.2フィート長いのがいいのかもしれない。

 5投目くらいに、いきなり食ってきた。この時期に青物が釣れたことは今までなかったので、慌てた。今日は試投のつもりで来ていたのだ。引き寄せるが、ソニオほどではないがかなりスムーズに引き寄せられた。テトラに潜られることも、のされることもなかった。ネットで掬おうとすると、かなり大きいことが分かった。何とか掬って引き上げると、ずっしりと重い。メジャーをあてて計ってみると80センチを超えていた。ブリだった。体はパンパンで、コンディションは抜群の魚体だった。

 ソニオで大物とやりとりすると、時々、フックが曲がりかけている。フックはかなり太めの青物に対応できるものに替えているのだが、ロッドが強いから曲がるのだろうと思う。今回もフックを確認したが、曲がってはいなかった。ロッドがうまく衝撃を吸収したのだろうと思う。そういえば、ドラグもほとんど出なかった。

 しばらくメタルバイブを投げてみて、次に40gのジグを投げてみた。80gまでのロッドだから軽すぎるかなと思ったが、かなり遠くまで飛んでいった。ただ、ロッドの感触からしてみると、40gのジグがもしかするとちょうど良いくらいの重さなのかもしれないとも思った。私はほとんど40gまでしか使わないからそれでいいのだが、80gを使うとキャストに不安があるかもしれない。淡路の翼港に行く時は深くて潮流がひどく速いので、100gくらいのジグを持っていくこともあるが、その時は別のロッドを選ぶかもしれない。

 ただ、私のようなメタルバイブやシーバス用のミノー、時々メタルジグという使い方ならば、ソニオと同等か、それ以上のロッドなのではないかと思った。これは本当に良いロッドだと思った。そういえば、宇崎日新とゼナックはほとんどご近所とも言えるような場所に会社があるようだ。がまかつと同様に、どちらも地元メーカーである。

 今日で青物のシーズンは終わりにしようと思ったが、来シーズン、この2本のロッドを交互に使うことになるのだろうな、と思う。また来シーズンが楽しみだ。

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Panasonic Lumix DMC-TX1

 

2021年11月 3日 (水)

久しぶりに釣れた

 ここ2週間ほど、仕事に行っても家にいても、疲れが抜けなくてひどい状態でいる。朝から仕事場に着いてもぐったりとして、あまり仕事をする気力も起きなくて、イライラしてばかりいる。休みの日も所用がいくつもあって、休みが休みでないような気がする。所用のために車で走っていると、このままどこか遠くに行って、しばらく帰ってこないことが許されるならどんなにいいか、と考えてしまう。高速道路の入口に差し掛かると、このまま高速に乗って、山陰のあまり人のいないような街に行って、そのまましばらく住んでみようか、などと妄想する。車を運転するのさえ、辛い状態なのに。

 今日も仕事が午前中に入っていたのだが、用事があると言って休ませて貰った。仕事に行かなければ行かないで少し後ろめたい気持ちがあるのだが、このまま気持ちに休みがない状態で仕事を続けるよりも、いっそのこと一日休んで、また明日に繋ぐことが出来た方がいいのではないかと自分勝手に考えた。日々、精神的に追い詰められているような気がする。

 休みを取って、釣りに行きたいと思った。10月も何度か釣りには行ったのだが、ほとんど不発の状態だった。それどころか車を壊されたりと散々だった。しばらく釣りをやめようかと思ったくらいだった。

 昨日の夜にどうするか考えて、潮見表を見てやはり朝一に行くべきだろう、と思って目覚ましを3時に合わせた。私のいつも行く釣り場は、3時には到着しないと釣る場所がないことが多いのだが、それだと2時前には起きなければならない。4時間は寝たいと思って3時に目覚ましを合わせた。疲れが溜まっているので、すぐに眠りに陥って、3時のアラームで目を覚ました。体が重い。こんな辛い思いをしてまで釣りに行くべきなのか、と考えて再度布団を被るが、今日を逃したら行ける日がないかもしれないと考え直した。重い体を引きずって着替え、用意をして出掛けた。

 釣り場に着くと、10番目くらいだった。大体15人ほどがこの釣り場には入れるので、最後の方に入れただけ良かった。時計を見ると4時前で、大体夜明けが6時前くらいだから、2時間どうしようかと思った。北風が強い。ライトダウンを着てきたが、風が縫い目から入ってきて、ひどく寒い。テトラの陰に身を置いて、風を避けた。

 トラギア・チビという小さく縮むロッドと、小さなリール、それからメバル釣りの仕掛けとエサを一応持ってきていたので、しばらくそれをやってみるが、何の反応もない。エサが古いからだろうと思う。大分前に購入して、冷凍室に入れっぱなしになっていたオキアミだからだ。しばらくすると根掛かりをして、電気ウキの上からラインが切れた。電気ウキが赤い光を灯しながら流れていった。タモで掬おうとしたが、網の目が粗くてその目から何度も電気ウキは落ちていった。何度か掬っては落とし、を繰り返している内にテトラの隙間に落ちて、いよいよ拾えなくなった。

 周りの人たちがジグを投げ始めた。夜が明け始めたのだ。短いロッドを片付けて、青物用のロッドとリールを用意して、投げ始めた。海は何の気配もなく、ただ、冷たい北風が吹く中、メタルバイブを投げ続けた。やがて、左手から小さなナブラが立ったかと思うと、ヒットした。隣の人が私のラインの上にジグを投げてしまい、私のラインと絡まっている。魚はテトラに突っ込もうとする。久しぶりのヒットなのに、バラしたかなと思いながら隣の人のジグをラインから外すと、まだ魚が付いていた。ロッドを引いて浮かせにかかる。この引きなら、小さな、せいぜい40センチくらいの青物だろうなと思いながら引き寄せてくると、近くの若い人がタモ入れをしてくれた。助かった。

 久しぶりの青物だった。計ると、63センチで、ぎりぎりメジロと言って良いサイズだった。このサイズなのに、ゼナックのミュートスはまるで小さな魚のようにあっという間に岸に引き寄せてしまった。それからは全くアタリもなくなり、メタルバイブからメタルジグに変えて底をずるずるやっていると、何かがヒットした。エソかなと思いながらリールを巻くが、全く引かない。外れたかなと思いながらリールを巻くと、ヒラメが浮いてきた。40センチくらいだったのでソゲだが、久しぶりのヒラメは嬉しかった。

 結局、8時まで釣りをして帰宅した。休日の8時だから、まだ道は混んでいなかったが、家に近づいてくると疲労感が増してきた。釣りをしている時はあまり疲労感を感じなかったが、それでもいつもの3倍くらいは休憩を取った。大体ショアジギングをする時は3時間くらいはジグを投げ続けるのが普通だったのに、今は30分に1回、10分くらいの休憩を挟まないと釣りを継続してできなくなってしまった。

 家に帰り、魚を捌いて道具の片付けをすると昼過ぎだった。ベッドに横になって少し寝ようと思った。うとうとしかけてすぐに、裏の家の子どもたちが大声で叫びながら庭で遊び始めた。眠ることは出来なかった。

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Panasonic DMC-TX1

2021年9月 5日 (日)

ゼナック ミュートス ソニオ

 先週、ハマチが釣れた。青物の季節がやってきたら、どうもそわそわする。休みの前の日になると、早朝に起きて、いつもの突堤に行って、場所取りをして、と考えてしまう。

 土曜日は朝、3時に起きて、準備をして、玄関のドアを開けたら大雨だった。雨が降っていると釣り場は人が少ないから、合羽を着て釣ろうかなと思ったが、雷が鳴り出したので行くのを止すことにした。そのまままたベッドに横になっていると、また寝入ってしまっていた。

 起きたのはいつもの時間だった。朝食を摂って、外に出ると雨は上がっている。これは行けるかもしれない、と思いながら雨雲レーダーを見ると、また少ししたら雨が降ってきそうな様子だった。どうしようかと1時間ほど思案して、行くことにした。雷は鳴っていないから、最悪合羽を着ればいいかと思った。

 道中はずっと雨が降っていた。釣り場に着いても雨はぱらぱらと降り続いていたが、スマホで雨雲レーダーを見るともうすぐ雨雲はなくなりそうだった。そのまま車を降りて、突堤に向かう。誰もいないかと思っていたら、数人が私と同じように青物釣りをしていた。

 いつも入る場所は人がいたので、少し離れた所で釣りを始めた。雨はもう上がっていて、テトラは濡れているものの、釣りには支障ない。

 この日は新しいロッドを下ろすことにしたのだった。ゼナックのミュートス・ソニオ100Mというロッドで、去年の11月頃にメーカーの直販サイトで注文して、4月の下旬に届いたものだ。半年待ち、というのはどうなのかなと思っていたが、オフシーズンだったので注文したのを忘れていた。4月になって、「来週に送ります」というメールが来て、そういえば、と思ったのだった。ゼナックは県内の会社で、宇崎日新の近くに工場があるみたいだ。近所にはレガーメといった個性的なメーカーもあって、丹波には面白いロッドメーカーがいくつもある。ゼナックのロッドは、以前プレジール・アンサーというシーバスロッドを欲しいと思ったこともあったのだが、結局買うこともなく、このミュートス・ソニオが発売されるまで欲しいと思うロッドも特になかった。ショアジギングロッドは何種類も作っているのだが、本当にロックショア向きのようなものが多くて、どうも自分の用途にはオーバースペックのような気がしていたのだった。磯に行こうかなあと思って、アピアのブラックライン100Hというロッドをアウトレットで買ったのだが、買った途端にコロナが流行し始めて、磯に行くこともなくなった。

 このミュートス・ソニオを欲しいなと思ったのは、軽いルアーをキャストできるからだ。私はジグの他によくメタルバイブを使う。また、ダイワの125S-DRを使うこともある。ここ2年ほどのメインロッドはがまかつのコヨーテ100Hなのだが、大体自分の用途には合っていた。ただ、大きな青物が掛かった場合に、テトラに潜られてしまったり、横に走られて他の釣り人の邪魔になったりと掛かった後の処理が今ひとつだった。私の行く場所では青物はすぐにテトラに潜り込んで、PEラインを切ってしまう。だから、強引に浮かせて取り込むことが必要だ。そのためにルアーのフックは伸びないように平打ちの太軸のものにしているし、スプリットリングも強度のあるものに変えている。そして、根ズレを防ぐためにショックリーダーは10号を使っている。ほとんどの場合、この組み合わせで取ることが出来るが、それでも60cmを超える青物が掛かるとテトラに潜り込まれてしまったり、横に走られたりすることがある。それで、ヤマガブランクスのブルースナイパー100Mというのを買って使ってみたのだが、今度は飛距離があまり出ない。ジグを使うとよく飛ぶし軽いロッドなので体に負担がかからなくていいのだが、35gのメタルバイブがあまり飛ばないのはちょっと痛い。このロッドはジグ専用にして、ロッド2本持ちのようなこともやってみたが、今度は荷物が多くて遠い道のりを歩くのが辛い。何とかならないかなと思っていたところに、このミュートス・ソニオが10gのルアーからキャストできるということで発表されたので、使ってみたいなと思ったのだった。

 釣りは8時くらいから始めて、時々シーバスが掛かったりもしたが、青物の気配はあまりなく、10時頃には疲れてもう帰ろうかと思ったりもしたが、折角来たのだから、と昼前くらいまで粘ることにした。ソニオは35gのメタルバイブでも40gのメタルジグでもそれなりの飛距離が出て、良い感じだ。コヨーテ100Hと同程度の飛距離が出ている。60gくらいの重めのジグを使ったらもう少し飛距離も出るのかもしれない。

 メタルバイブを投げ続けるのに疲れて、40gのジグを付けて、適当にしゃくっていると、急にドン、とアタリが来た。青物の気配は全然なかったので、ナルトビエイかなと最初は思ったのだが、頭を振っている。これは青物だ、と思って慎重にやりとりを開始した。案外すぐに寄ってきたが、やはりテトラの中に潜ろうとする。ロッドを立てて魚を浮かせにかかると、足元まで簡単に寄ってきた。こんなに簡単に寄ってくるから、またツバスかハマチくらいのサイズかなと思って見てみると、案外大きい。ネットに入れて引き上げようとすると、シャフトがめきめきと音を立てて折れてしまった。この前新調したばかりなのに、もう折れてしまうとは、安物は駄目だなと思いながらそのまま魚を入れて突堤に引き上げた。結構大きいなと思ってメジャーでサイズを測るとあと数センチでブリというサイズだった。

 良い鱗付けになったと思いながら、納竿した。ソニオは勝手に魚が寄ってくる感じだった。強引なやりとりも難なくこなす、本当に良いロッドだ。今季はきっと、このロッドばかり使うことになるのだろうと思う。

20210905

Olympus OM-D E-M1 w/M.Zuiko Digital 14-150mm F4-5.6

2021年8月31日 (火)

今シーズン初めてのハマチ

 今日はとりあえず仕事が一段落していたので、久しぶりに平日の休みを取った。実を言えば家の用事がいくつも溜まっているので、そっちを片付けなければならないのだが、今日は1日、自分のためだけに休日を使うことにした。家族がいると、あまりそんな日はない。

 まず、釣りに行くことにした。3時に目覚ましをかけて一応、目覚めるが、釣りに行くのはもういいかな、もう少し寝たいなと思い、二度寝してしまう。1時間程経ってふと目を覚まし、やはり行こうと思って用意をして出かけた。今は夜明けが5時半くらいだから、4時過ぎに家を出れば朝マズメには間に合う。ロッドとルアーを用意して、車に乗り込み、さてどこに行こうかなと思ったのだが、結局いつも行く突堤に向かった。平日なので、最も良い突堤の先端に入れるかもしれないと思った。

 釣り場に着くと車は2台だけで、釣り人は少なかった。突堤を歩いていくと、先端に明かりが見えて、人が入っているのが分かった。先端付近は漁師のブイが入っているので、ブイを避けられる突堤先端から20mほどの所で釣りをすることにした。用意をして、ルアーを投げる。東の空がちょうど明るくなってきた頃だった。

 朝マズメは何も起こらなかった。時々、変な感触があって、上げてみると長い魚が掛かっている。サヨリがいるのかなと思ってよく見てみたら、小さいダツだった。針を外す時にダツに噛まれる。結構歯が鋭い。そのまま海に放すとすごい勢いで泳いでいった。

 7時を過ぎた辺りで、時々、少し沖で小魚が何かに追いかけられているような光景が見られるようになった。多分さっきのダツだろうなと思いながらルアーを投げ続けていると、ゴン、と当たった。久しぶりの感触、青物がヒットした感触だった。ラインを緩めず、走られないように、少し強引に引き寄せると、40センチほどのツバスとハマチの間くらいのサイズの魚だった。タモを入れて、無事にランディングする。近くにいた顔見知りの常連のお爺さんが何人かわらわらと寄ってきて、「青物が釣れるようになったんやな。明日から毎日来んとあかんな」と言っている。血抜きをしてクーラーに入れ、時合いだな、と思いながらルアーを投げるとそれから3投目にまたゴン、と来た。ただ、これは寄せてくる時にバラしてしまった。それからアタリが全くなくなり、8時頃にどうもナルトビエイにルアーが掛かったみたいでえらく引かれ、ルアーをロストしたのと、暑くなって体力的にもたないと思ったので、納竿することにした。1匹だけれど、今シーズン初めての青物が釣れたので、満足した。

 一昨年からそうなのだが、釣れるルアーはいつも決まっている。メタルバイブなのだが、それを使うと周囲は全く釣れないのに私だけが釣れることが多い。なぜだかよく分からない。多分、私の通っている釣り場が浅いので、メタルジグを使う縦の釣りよりもメタルバイブを使う横の釣りの方が効率がいいのだろうと思う。ミノーやプラグを使っている人もよく釣っている。秋が深まって魚が大きくなるとメタルジグの方が良い時も結構あるが、魚がまだ小さい10月上旬まではメタルバイブでいこうかなと思った。

 ただ、秋はいつも仕事が忙しく、平日に釣行することがほぼできなくなる。また、休みの日は、2時くらいに行かないと釣りをする場所を確保することが困難になる。2時過ぎくらいから真っ暗な海で、ぼんやりと遠くに光る家並みや船を眺めて煙草を吸いながらぼんやりと過ごすのもいいけれど、それでも夜が明けるまでは長いものだ。それでもシーズンに入ると青物釣りに行きたいと思う。今の私の中では、一番面白い釣りなのだ。

20210831

Olympus OM-D E-M1 w/M.Zuiko Digital 14-150mm F4-5.6

2021年7月25日 (日)

猛暑のキス釣り

 朝、4時半に起きた。早朝に起きて釣りに行くのは久しぶりだ。なかなか起きられずにスマホのアラームを止めてしまいそうになった。何とか起きて、用意をして家を出た。今日は珍しく同行者がいるので、待ち合わせ場所に向かった。

 ちょうど夜が明けてきたくらいの時間だった。本当なら、この時間帯から釣りをし始めたいのだが、と思いながら駐車場で待ち、しばらくすると同行者が見えたので、車のバックドアを開けた。私は竿一本だけ、キス釣り用の8Lのクーラーとサイドボックスのみ、という装備だが、同行者の装備は何本もの竿とリールのセット、荷物がたくさん、という状態だった。

 途中、釣具屋に寄ってエサを買う。店主と少し雑談をして、最近はキスが釣れていないという話を聞く。昨日の夕方に出かけた人もさっぱりだった、ということだった。どうなのかな、と思いながら5時半くらいに釣り場に着いた。

 入りたいと思っていた場所には先行者がいたので、離れた場所で始めた。いつもなら錘が底に着くと同時にアタリがあるような感じなのだが、しばらく引きずってもアタリがない。一投目はカラ針だった。二投目にキスのアタリがあって、10センチほどのキスが姿を現した。錘10号、2本針の仕掛けなので、一匹釣れるごとに引き上げる。投げ竿の時は連掛けをさせるためにアタリがあってもしばらく引き続けるのだが、私の行く場所は藻場があったりロープが入っていたり、岩が点在していたりしてあまり引きずるとどこかに根掛かりをして、キスがその際にバレてしまう。あまり遠投もいらないので、シーバスロッドに3000番のリール、という組み合わせでいつもは十分なのだ。

 ひときわ大きなアタリがあって、これは20センチを超えたなと思ってリールを巻いていると急に軽くなってバレてしまった。同じ辺りを探ってみるが、ピンギスしか釣れない。8時頃、横の人が帰ったのでそこに入ってみることにした。釣ったことのない場所だ。チョイ投げをしてみると、アマモが点在していて、仕掛けを引きずったらアマモに掛かってばかりで、釣りにならない。それなら、とアマモの辺りに投げておいて、置き竿にして煙草を吸っていると、アタリがあった。上げてみると全ての針にキスが付いていた。それも割にこの場所にしては大きなものだった。良い調子で釣りを続けたが、10時半くらいにもう帰りたいと思い始めた。あまりの暑さのせいだ。飲み物もクーラーの中に500mlのペットボトルのスポーツドリンクを1本持ってきていただけだった。いつもは3時間ほどしか釣りをしないので、それで十分なのだが、今日は長丁場になりそうなのに持ってきていなかったのだ。暑くてあくびばかりが出る。釣りなどどうでも良くなってきた。適当にエサを付けて投げて、という繰り返しをしていると、大型の群れに当たったみたいで、20センチほどのキスが立て続けに何匹か釣れた。気をよくして釣り続けるが、時合いは20分ほどで終わり、後は何の反応もない。持ってきたルアーを投げたりしてみるが、何かに掛かった、と思っていると自分の糸の先で大きなナルトビエイが跳ねた。ナルトビエイに掛かっていたみたいだった。外れて良かった。

 12時過ぎに納竿した。釣ったキスはクーラーの1/3くらいまでになっていて、多いのはいいのだが、帰ってから捌くのが面倒だなと思ったので小さなもので良ければ、と同行者にあげて自分は大きめのものを10匹ほど持ち帰るだけにした。

 家に帰ってオリンピックのソフトボールの試合を見ながらキスを捌き、全部唐揚げにしてしまった。レモン汁をかけるとさっぱりしてなかなかに旨い。釣りをしなければこんなキスの唐揚げなど食べることもないだろうな、とふと思った。猛暑の中のキス釣りだったが、連休の最後としては良かったような気もしたのだった。

20210725

Olympus OM-D E-M1 w/M.Zuiko Digital 14-150mm F4-5.6

 

2021年7月17日 (土)

土曜日の午後

 今日は目覚ましをかけないでゆっくり寝ようと思っていた。9時に出勤すれば良かったのだ。それなのに、目が覚めたのは5時で、そこからなかなか寝付けない。仕方なしに起きることにして、着替えて仕事に行く準備をした。ゆっくり朝食を摂り終わると、急に体が重くなってきて、仕事に行く服のままベッドに横になると、うとうとと眠ってしまっていた。おかしな夢を見て目を覚ますと、まだ8時前で、20分ほどしか寝ていなかった。重い体を引きずりながら仕事に行き、昼過ぎに帰ってきた。

 長く雨が続いていたけれど、ようやく雨も降らず、夏らしい天気になった。草刈りをしに実家に帰ろうかと思ったのだけれど、この暑さの中で草刈りをしたら参ってしまう。去年の盆の日中、草刈りをして熱中症になってしまったことを思い出した。釣りに行くかどうか少し逡巡した。暑さと、道路の混雑具合だ。いつもは早朝に釣りに行くから、道路は全く混雑していない。帰りもまだ朝のうちだから、帰りも時間がかからない。昼過ぎに釣りに行って、夕方に帰ってくるというのもいいかなと思って出かけて、帰りに渋滞に巻き込まれていつも後悔する。今日もそうなりそうだったから、どうしようかと思ったのだった。

 しばらく考えて、キス釣りに行くことにした。最近はずっとシーバスロッドを使った2本針のチョイ投げだったので、久しぶりに投げ竿を使おうと思ってスピンパワーを出してきた。スピンパワーは今年、モデルチェンジしたみたいだけれど、私のは前の型だ。黄色の3.65mの短いロッドで、これにサーフリーダー30を付けて使っている。FXのモデルだが、20号の錘で150mは十分に飛ぶので、今日行くことにした海岸のように自分の後ろに防潮堤があるような場所ではちょうど良い。4m以上の竿だと時々錘が防潮堤に当たってしまう。

 いつもの場所に行くと、誰もいなかった。この暑さの中で釣りをするのは物好きなのだろう。準備をして、20号の錘に3本針の仕掛けを付けて、手前から探っていくとすぐにアタリがあった。上げてみたら15cmほどのキスだった。チョイ投げのシーバスロッドと違ってアタリが小さい。シーバスロッドなら10cmくらいのキスでも大きなアタリに感じるが、やはり投げ竿はそうでもない。またエサを付けて投げて、と繰り返すが、シーバスロッドと違って手返しが悪い。シーバスロッドに軽い錘だと海底の様子がよく分かって、手前にある捨て石の所に来るとすぐに分かるので根掛かりする前に引き上げられるのだが、投げ竿だとそうもいかず、早速根掛かりして力糸から切れてしまった。力糸を付けて投げるが、何回かしているうちにまた根掛かりして切れてしまう。以前、投げ竿でキス釣りばかりしていた頃は、根掛かりしそうになるとすぐに分かっていたのに、と思う。アタリもこんなに分からなかったかな、と不思議になる。1時間もすると手返しの悪さと暑さとに疲れてきて、もう帰ろうと思った。キスは20センチくらいの大きいものが3、4匹は釣れたのでもういいかと思ったのだった。

 家に帰るのも億劫だった。また帰りの道中、渋滞に巻き込まれるのだろうなと思った。細い裏道を抜けて、少しは渋滞を回避しながら、帰宅した。今日は、行かなければよかった、家でおとなしくしていればよかったと思った。

20210717

Olympus OM-D E-M1 w/M.Zuiko Digital 14-150mm F4-5.6

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