書籍・雑誌

2015年6月 7日 (日)

現代小説は駄目だ

   朝、6時に起きる。「起きなければならない」と思うと体が重いようだ。うとうととしながら20分ほど布団の中でまどろみ、結局起き出したのは6時20分だった。コーヒーを飲み、昨日食べ残していたドーナツの半分を囓る。甘すぎる。

 今日は用事があったのだった。7時過ぎに家を出る。車に長く乗っていることが最近は少ない。ほとんど自転車で済ませている。梅雨のシーズンだから、自転車にとっては雨が本当に困る。先週も雨の中自転車に乗って帰宅して、全身ずぶ濡れになってしまった。帰宅する時だから、戻ってきてすぐに全て着替えてしまえばいいだけだが、行く時に雨が降っていたら合羽を着るしかない。100円ショップで買った合羽を自転車にくくりつけていたのでそれを先週も着たのだが、全く意味をなさなかった。やはり、ちゃんとした合羽が必要なのだと改めて思った。

 長く車に乗っていると、特に日曜日は危ない車が多い。今日も何度か急に飛び出してくる車に冷や汗をかいた。ちゃんと確認しているのかどうかわからないが、一旦停止もせずに飛び出してくる。普段車に乗らない人が乗っているのだろうと思う。音楽を聴きながら目的地まで行って、昼過ぎには用事が済んだ。用事を済ませて、家に帰る。

 家に帰っても何もする気が起きなくて、ぼんやりと哲学の本を眺める。「眺める」と書いたのは、「読む」ということができないからだ。頭の中に入ってこない。疲れていない時にしか、多分頭の中に文章の内容は入ってこないのだろう。

 それならば小説でも読もうか、と思って日本文芸家協会が出している昨年の小説をまとめた本を取り出した。毎年買ってみるのだが、ここ数年、読んでいて吐き気がする小説が多くなってきた。小説を読んで、面白いと思ったり、次はどうなるのだろう、と思ったり、人生について考えさせられたりすることが若い頃は多かったが、そんな小説はここ数年皆無に等しい。編集者とかそんな馬鹿げた外からの圧力がかかっているのか、その圧力を「賢明にも」察した作家がそのような小説を書こうとしているのか、あるいはその両方なのか分からないが、あまりにも下劣だ。これが去年の日本の代表的な小説なのか、と思う。出版不況だと言われるが、それは吐き気を催すような小説ばかりしか新しく生まれない現状なら仕方がないことだろう。わざと意味をわからなくしたような、下手くそな現代散文詩のような小説や、性や暴力に頼り切った小説、そんな小説を書かないと売れないのだろうか。そして、売れることがそんなに大事なのだろうか。もっと人間の普遍的だけれど、気付かれていない部分を抉るような小説はもう、書かれないのだろうか。それならば、古本屋で捨て値で売っている「全集」を買ってきて片っ端から読んだ方が余程ましなのではないか。日本の小説はもう駄目だと思いながら、結局最後まで読んだ。不快な気持ちしか残ってはいなかった。

 あまり不満は書かないことにしているのだが、本当に危機的な状況だと思う。日本の小説は、つまらない作品が、害悪になるしかない作品が、新たな害悪を生み出しているという、スパイラルに陥っている。

20150607

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