« 春の一日 | トップページ

2017年3月20日 (月)

買いたい物はいつも店頭にない

 先日、コーヒーミルを使おうと思って食器棚を探すと、本体は見つかったのだが、蓋の部分がなくなってしまっていた。小一時間ほど探し回ったのだが、どこを探しても見当たらない。3回の引っ越しの間にどこかになくなってしまったとみえる。蓋をせずにミルを使おうとしても使えないのは明白なので、仕方なく、ミルを買いに行くことにした。

 近所の家電量販店ならあるだろうと思い、車で15分ほどの所にある店に出掛けた。コーヒーメーカーの所にあるだろうと思って探すが、見当たらない。店員に聞くと、「取り寄せです」と言う。車に乗り、別の量販店に行く。そこも見当たらない。店員に聞くのも面倒だったので、買わずに帰る。帰りにリサイクルショップがあって、もしかしたらそんな所にあるのかもしれないと思って寄ってみるが、そんなうまく置いてある筈がない。釣り具の収納のためのプラケースだけ買って帰ろうと思い、家から5分もかからないショッピングモールの中の100円ショップに行き、プラケースを買って、そのモールの中を歩きながらそういえば家電も扱っていたな、と思って覗いて見ると、ミルがあった。定価に近い値段だったので買うかどうか迷ったが、探し回ったので買わないのも、と思って買って帰った。家に帰り、コーヒー豆を挽きながら、そういえば自分が欲しいと思う物は、近所ではほとんど売っていないなと思った。
 
 投げ釣りをしていると、投げ用のロッドとリールが必要なのだが、近所の釣具屋にあるものはその店のオリジナルブランドの安いものとか、せいぜいシマノのサーフランダー程度で、キススペシャルとかマスタライズキスなんて竿は売られているのを見たこともない。がまかつのがま投アルテイシアという竿が去年出て、一度見てみたいと思いながらも見たこともない。今、自分が使っている投げ竿の主力はシマノのスピンパワー365FXと宇崎日新のゼロサムキスだが、これも釣具店で買ったものではない。オークションとか通販とか、そんな、「現物を見ない」という状態で買ったものだ。
 
 カメラを昔、海外から買ったりしていた時も現物を見ることはなかったが、あれは中古カメラだったから、同じ機種については使ってみたこともあったし、実際に中古カメラ店で触ってみたこともあったりした。勿論中古カメラは一点物だから、それぞれにコンディションの違いはあるのだけれど、それは博打のようなもので、外れを掴んで苦い思いをすることの方が圧倒的に多かったけれど、ごく稀にいい状態のカメラが手に入ったりもして、それはそれで良かったりもした。しかし、釣具は使ったことのあるものを中古で買うわけではないし、買うのは大抵新品のものである。
 
 多分、在庫の問題があるのだろうと思う。カメラ屋に較べたら釣具屋は広大な店内だが、そんな店内でも竿みたいな大きなものは並べておいても売れないものはずっと売れないだろうと思う。投げ釣りをしている人もルアーをやっている人に較べたらごく少数なのかもしれない。しかし、昨年、キス釣りをしていて思ったのは、結構な数の人が、結構な値段の竿を使っているということだった。シマノのキススペシャルを使う人はよく見かけるし、ダイワのマスタライズキスを使う人も見かけたことがある。がまかつのバトルサーフを3本並べて置き竿でやっている人も見かけた。多分、限られた需要なのだろうけれど、確実にあるのだろう。もしかしたら大都市圏の釣具屋に行けばそんな竿を店頭で買うことも出来るのかもしれない。
 
 今使っている釣具のほとんどは、通販で買ったものになってしまった。欲しいと思って釣具屋に行っても売っていないのだ。売っておらず、「取り寄せになります」と言われると、「じゃあ、自分で取り寄せた方が早い」と考えて「いいです」ということになってしまう。結局、釣具屋で買うのは錘とか、仕掛けとか、エサになってしまう。先日、ヒラメを釣ってルアー釣りをちょっとしてみようかな、と思って釣具店に行ってみるが、今度は種類が多すぎて何を買えば良いのかよく分からない。何をしたいのかもよく分からない状態で、店員に聞いても店員もさあ、という感じだし、結局ネットで調べて必要なものは通販で、となってしまう。
 
 本屋に行っても同じだ。自分が読みたいと思った本を買いに本屋に行っても、ない。聞くと「取り寄せです」となる。それで、アマゾンで買う。
 
 最近、店で買ったものを考えてみると、釣具を入れるプラケース、それからそのプラケースを持ち運ぶための道具箱くらいだろうか。釣り用のタックルケースを通販で買おうかと思ったのだけれど、大きさがピンとこない。ホームセンターに行ったら工具用のケースが680円という値段で売られていて、ちょうどいい大きさだったのでそれを2個買って使っている。釣具一式と財布、ケータイも入って、気に入っている。
 
 店で買う方が、後悔は少ない。本当に必要なものなのかどうか、そこで逡巡するからだ。ホームセンターで680円の工具箱を買う時も、横にある一回り大きな1680円の工具箱にするかどうかかなり迷った。多分、今までに買ったものの中でも、店で実際に見ていれば買わなかっただろうと思うものもたくさんある。「これだったら買わなかったのに」という後悔が、通販にはいつもついて回るような気がする。
 
 カメラなら、量販店に大抵置いてあるからそれをよく見て、それからそこで買うかどうかをしばらく考えれば良かったのだけれど、釣具はそれができないのが辛い。だから、不要な釣具が少しずつ増えてきてしまった。買ってから全く使っていないものもいくつかある。勿体ない。
 
20170320
 
Nikon COOLPIX S620

« 春の一日 | トップページ

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 春の一日 | トップページ