2023年10月 8日 (日)

ニコン D40X 回顧

 気づいたら1年近く更新していなかった。ニフティから通知が来るまで、最近更新したかな、くらいの気持ちしかなかった。50を過ぎると日々が加速度的に早く過ぎていく。

 先日、ふと昔使っていたカメラはどんな写りをしていたのだろう、と気になって昔の写真データを見直していた。今、メインで使っているのはニコンのZ7とOM SYSTEMSのOM-1なのだが、どちらも過不足ない写りであって、何の不満もない。しかし、手持ちのカメラの種類が増えてしまい、収拾がつかなくなってきた。ニコンFマウント、Zマウント、フジのXマウント、MFTの4つの種類があって、現状、ZマウントとMFTの2種類で十分満足しているのだが、Fマウントに関しては何せ中学校2年生の時から使っているので、手元にも実家にもそれこそ多くのレンズ資産がある上に、先年亡くなった父の形見のカメラが全てFマウントなので、それを放り出すのには躊躇する。Xマウントも整理しようかとふと思ったりもするのだが、フジのカメラは写りが良い上に、レンズも良い。ニコンやMFTはどうも仕事の臭いがするのだが、富士フイルムのカメラには趣味の臭いがあって、どうにも捨てがたい。それで同じようなレンズをそれぞれ購入してしまい、都合、同じ焦点域をカバーするレンズが4種類になってしまうのだ。ミニマムのシステムにしてしまいたいのが本音なのだが、それに踏み切れないでいる。つくづく貧乏性である。

 元の話に戻るが、昔の写真はデータとして保存しているのだが、遡ると1998年からデジタルカメラを使っていたみたいだ。初めて買ったデジカメはソニーのDSC-S75だったと記憶しているが、それはすぐに手放してしまった記憶がある。確か、コニカのKD-310Zを買ってそれを気に入り、KD-510Zにランクアップさせて、それをずっと使い続けていた記憶がある。KD-510Zで撮った写真が大量に出てきた。500万画素程度のカメラで、バッテリーはすぐに切れてしまうし、今のスマホのような写りなのだが、結構よく写るカメラで、気に入って10年ほど使っていたのだ。これは使えるかどうかわからないが、今でも机の中に仕舞い込んである。

 2007年頃の写真を見ていると、ニコンのD40Xで写した写真がぞろぞろと出てきた。1年後にはD60になっていたから、多分1年ほどだけ使っていたのだろうと思う。Wズームキットの棚ズレ品をキタムラで買った記憶はあるが、どうもすぐに手放してしまったらしい。1000万画素ほどのCCDを使った入門機で、小さくて良かったから、D3300までは歴代の入門機はいつも買い替えていた覚えがある。そのD40Xで撮った写真がいいのである。何がいいか、と言われたら、その油絵のような発色である。解像感もあまりなく、写真らしい感じもなく、とにかくリアルな絵のような感じで、印象的だった。こんな発色をするカメラはこれ以降、出てきていない。D60で撮影したものは、そんなにこってりとした発色ではなく、D40Xで撮影したものとは明らかに違う。

 今のスマホで撮った写真もそうだが、ニコンのD70やコニカのKD-510Zは、明らかにデジタル臭かった。いかにも「作り物」のように世界を写していた。それが画素数が多くなって精細な写真を写せるようになった。それを感じたのはニコンのD90がメインカメラになった頃だった。ハッセルで撮って六切にファインプリントした写真より、D90で撮影して画像処理して、エプソンの顔料インクのプリンターでA4に印刷した写真の方が高精細でかつ美しかったのだ。それを見て、今から10年くらい前から、銀塩で写真を撮ることがほとんどなくなってしまった。

 しかし、フィルムの感触というのは体が覚えている。あまりにリアルすぎると、それが写真ではないような気がする。それで、記憶のフィルムを探り出して画像処理していくのだが、なかなか難しく、モノクロはずっと暗室をしていたから何となくできるものの、カラーではそれは難しい。カメラ店にリバーサルフィルムを出してスリーブ仕上げにしてもらい、家に帰るとそれをライトボックスの上に拡げてピークのルーペで子細に眺める。露出がうまくいった時の感動、ひどい露出になってしまった時の情けなさ、そんなものが入り交じりながらライトボックスの上のフィルムを見る。コダクロームが好きだったが、それがなくなり、発色が近いと思いながらいつもコニカのSINBIを使っていたが、ニコンD40Xは私の記憶の中にあるコダクローム、あるいはSINBIのような発色なのだった。もちろん、D40Xは1000万画素もあるから、フィルムのその頃よりもずっと解像度もある。

 ニコンD40Xはもう15年ほども前のカメラだから、1万円ほどで売られているのだろう、と思う。程度の良いものを1台、買ってもいいかなと思い始める。こうやって、またカメラが増えていくのだ。

20231008

Nikon D40X w/AF-S 18-55mm F3.5-5.6 GII

2022年10月29日 (土)

久しぶりのメジロ

 8月は毎週のようにキス釣りに出掛けていたが、9月に入ったら青物狙いで行こう、と思っていた。でも、なかなかそうもいかず、釣りどころではないような出来事が起きて、2ヶ月弱、釣りから遠ざかっていた。ネットの釣り情報は時々見ていて、自分がいつも行く場所でも青物が揚がってそうだな、と思うには思うが、釣りをしたいという気持ちにもならない。今年は青物が不調だとも書いてあって、去年以下だとすると、行っても空振りのことが多いんだろうな、と思っていた。

 週末もずっと午前中に仕事が入っていたのだが、今週末は一日休みだったので、久しぶりに早朝から青物狙いで出掛けることにした。朝3時にスマホのタイマーを合わせて11時くらいに就寝した。うとうとと就寝してしばらくした頃にスマホが鳴ったので、もう3時なのかと慌てて起きて時計を見ると、まだ12時を過ぎたくらいだった。スマホに何かの通知が来ただけのようだった。再度、眠ろうとしてもなかなか寝付けない。ベッドの上でまどろんでいると、今度は本当にタイマーが鳴った。全く寝た気がしない。

 車に乗って釣り場へ向かう。3時半くらいの道路は、ほとんど車は通っていないので、釣り場へはすぐに着く。ただ、途中鹿がよく出る道を通らなければならないので、そこだけはかなり徐行した。道路脇の山から突然鹿が現れて、車とぶつかりそうになったことが以前にあった。

 釣り場には4時頃に着いた。去年、この時期に4時頃に着くと車を停めるところはない、入るところもない、という状態だったのだが、車は近くに停められて、突堤も空いていた。先端から少し戻った所が空いていたのでそこに荷物を置いていると、先端に座っている人が大きな声でこちらに向かって、そこは場所取りしているんだ、と言う。何も置いてないじゃないか、空いているんじゃないの、と言うと、向こうに行ってくれ、と大声で言う。多分、グループで来る積もりで、一人が番をしているのだろう。無用のトラブルは避けたいと思ったので、おとなしく先端からだいぶ戻った空いている場所にまで引き返した。この時期は釣り場が混雑するのでトラブルが起きているのを時々見る。マナーの悪い人も結構な割合でいる。暗くて見えなかったが、いつも来る顔なじみの人なのかな、と思ったがそうでもなかった。顔なじみの人たちならば、入ってもいいよ、と言ってくれるからだ。どんな釣り場でも不文律みたいなものがあって、初めて行く釣り場ではそれに気を遣うが、今日はいつも場所だ。

 夜明けは5時半くらいだろうと思って、それまでガシラでも釣って遊ぼうと思い、仕掛けの準備をした。仕掛けを投げると電気ウキがぴゅっと沈む。ごくごく小さいガシラが釣れていた。数匹釣ったところで根掛かりをして仕掛けがなくなってしまったので、どうしようかと時計を見たら5時を過ぎたくらいだった。ガシラ釣りの道具を片付け、ショアジギングの準備をする。今日は6時半くらいに干潮なので、ごく浅い。浅い時はメタルジグは効果がなくて、ミノーかメタルバイブで釣果が上がる。ミノーを1つ、メタルバイブを2つ用意して、薄明るくなりかけた頃から少しずつキャストを始めた。

 夜明け前で東の空が明るくなりかけた頃に急にゴン、と来た。リールはツインパワーSWを使っていて、ドラグを少しきつめにしているのだが、ドラグがどんどん出てくる。横に走り、頭を振っているので青物だろう。多分、メジロサイズはあるだろうと思った。

 ロッドを曲げていると、隣の人がタモを入れましょうか、と言って下さったのだが、折角の時合いだしタモ入れは馴れているので、大丈夫ですよ、ありがとうございます、とだけ言って横に置いてあるタモを取った。ロッドはゼナックのミュートス・ソニオなのだが、このロッドは勝手に魚が浮いてくる印象がある。竿を立てながらリールを巻いていると、魚が目の前に浮いてきた。60センチくらいかな、と思った。その割には元気に引くな、とも思った。タモ入れは1回でうまく行き、魚を引き揚げると結構重い。近くで見ると大きかった。メジャーで測ってみると80センチ弱、もう少しでブリというサイズだった。

 血抜きをして、クーラーに入れようとすると入らない。青物を釣りに行く時は、ずっと前からダイワのライトトランク4の20リットルのものを使っているのだが、魚を曲げても入らない。頭を落としてしまおうかと思ったが、まだ夜が明けていないし、もう少し釣りをしたいと思って、クーラーから魚をはみ出させたまま、釣りを続けた。去年もこんなことが数回あった。ライトトランク4は横長なので、青物を入れるのにはちょうどいいかなと思って買い、買った頃はその大きさで十分なくらいの魚しか釣れなかったのだけれど、去年くらいから数が釣れなくなった代わりに型が大きくなって、クーラーに入らないということが増えた。今は暑い季節ではないから構わないと言えば構わないのだけれど、何となくきちんと入れておきたいなと思う。

 その後、1時間くらいやってみたが、ボラがルアーにぼこぼこ当たるようになってきた。この釣り場はこうなったらあまり釣れない。8時くらいにまた時合いが来そうだなあ、と思いつつ、太陽が出て、気温も上がってきてクーラーから黄色い尾びれがずっと出ているのが気になって、帰ることにした。

 家に帰って、ライトトランクの32リットルのものをネットで注文した。ただ、こうやって準備をすると逆に釣れないものだ。もしかするとこのクーラーに魚が入るのは、来年とかになるのかもしれない、と思った。

20221029

Panasonic DMC-TX1

2022年8月16日 (火)

力糸が次々と切れる

 今日まで仕事の休みを取っていたので、キス釣りに出掛けた。平日なので、いつも行く場所の近くではエサを購入できるのかどうか不安だったので、確実に朝から開いている釣りエサ屋のある、姫路市の西方面に向かった。この辺りはいくつかエサ屋があって、どこかは開いているだろうと思ったのだった。

 5時半頃に家を出たのだが、いつもエサを買う釣具屋が開いていた。家族連れがオキアミと青虫を買っている。それを待って、青虫を500円分購入した。青虫にするか石ゴカイにするか迷ったのだが、遠投しにくい代わりに釣れれば大きいような気がして、つい青虫を買ってしまった。

 釣り場には先行者が10人ほどいた。みな、キスの引き釣りをしているようだ。釣果情報を見ると、最近、この辺りは不調だというようなことが書いてあったのだが、果たしてどうなのだろう。7月の初めに来て以来、ずっとこの釣り場は混雑していて、車を停めるスペースすらなかったので、久しぶりである。良い場所は、先行者がいるので、適当な場所で始めることにした。

 タックルは、久しぶりにスピンパワー365 FX+とサーフリーダーCi4+30の組み合わせにした。後ろ側に4メートルくらいの防潮堤があって、4.1mのゼロサムキスを使って垂らしを長めにすると、シンカーが防潮堤に当たってしまうことがあるので、この場所では365のスピンパワーを使っている。今、投げ竿で3.65mのものがあるのはダイワのキャスティズムくらいだ。ショートロッドは気楽だし、スピンパワーは軽く振って4色くらい出るので、重宝している。以前はサーフランダーのオレンジ色の3.65mのものを使っていたが、あれよりもスピンパワーは圧倒的に飛ぶ。それで、ショートロッドはこれ以外は持っていない。

 リールにはPE0.8号とナイロン力糸を付けていた。根掛かりが時々あって、大体どの辺りを引いたら根掛かりするのかわかっているのだが、思わぬ所にロープが入っていたりするので、何投かはシンカーだけを付けて根掛かりがないことを確かめてから仕掛けを付けて投げることにしている。正面、左右の斜めに、4色くらいの距離を3回投げて、根掛かりがないことを確認してから仕掛けを付けた。4本針にしてみた。

 4色辺りにキャストすると、小刻みなアタリがある。チャリコだな、と思ってそのまま引くと、キスのアタリが出た。そのまま1色の辺りまで引く。足元まで引くと、敷石が30mほど入っているので根掛かりするのだ。15センチくらいのキスが1尾、5センチくらいのチャリコが2尾掛かっていた。チャリコをリリースして、キスだけクーラーに入れた。

 何度も投げるが、それにしても、釣れない。2連が1度だけで、後はずっと単発だ。エサを買った釣具店で今期のキスのサイズが記録として貼ってあったが、1位が22cmだった。22cmは小さい。去年は24~25cmが数尾は混じるような感じだったのに、と思いながら打ち返していく。

 10投目くらいに、リリース時に竿先に嫌な感触があるな、と思ったら力糸の結び目の部分から切れて、力糸とシンカーが飛んで行ってしまった。仕方ない、と思って予備の力糸を結んで投げると、また同じように切れて飛んでいってしまった。いつもPEとナイロンを結ぶ時はSFノットを使うのだが、どうも結び目がどこかに引っかかっているようだ。スピンパワーFX+のトップガイドはかなり径が小さいので、ちょっとした結び目でもそこを通る時は衝撃がある。今まであまり気にしていなかったのだが、2回連続で力糸を切ってしまうと、ノットを変えた方がいいのかなと思ったりもした。小学生や中学生の頃は、ナイロン糸しかなかったので、ブラッドノットで結んでいたが、PEだと抜けることがあるのでFGノットにしていたこともあるのだが、FGノットは面倒でちゃんと結ばないとすっぽ抜けることがある。SFノットは青物を釣る時にショックリーダーとの結節に使っているが、強度は抜群だし簡単に結べるので、こればかり使っている。そういえば、とシマノの動画か何かで見た変形電車結びというので結んだらどうだろう、と思って3回目はそれで結んでみた。ナイロンの力糸は、2号始まりの細いものを使っている。

 投げると、あまりショックもなく、切れずに飛んでいった。だが、引いてくる途中で根掛かりした。竿を引くと、簡単に切れてしまった。糸を回収すると、結び目で綺麗に切れていた。これでもう嫌になって、道具を片付けた。1時間ほどの釣りで、キスはたったの11尾だった。

 このロッドで快適に釣りをしようと思うと、力糸は、PEにしないとやはりダメなのだろうか、と思った。でも、PEの力糸は非常に高価で、12mほどのもの1本で普通の200m巻きのラインが買えるくらいの値段である。6号あたりのPEを買って、縒り糸を何本か抜き、テーパー力糸を自作するしかないのかなと帰りながら思った。

 今日はストレスの溜まる釣行だった。明日から仕事だ。

20220816

Panasonic DMC-TX1

2022年8月10日 (水)

ゼロサム キス X4 TB でキス釣り

 ここ1ヶ月ほど、毎週のようにキス釣りをしている。大体、7月、8月はシーバスかタコを釣ることがここ数年だったのだが、3年ほど前に宇崎日新のゼロサム キス X4TBの30号を購入したのに、それをあまり持ち出さないでいて、ずっとロッドスタンドに立っているのが気になりだしたのだった。キス釣りをしなければ、と半ば強迫心のような感じで、キス釣りの仕掛けを用意して、7月の初旬に出掛けたのだった。

 久しぶりのキス釣りは面白かった。年を取り、だんだんと早起きが億劫になってきたのもあるが、いつもより少しだけ朝、早起きして出掛ければいい。青物の時期は、防波堤の場所取りのために、深夜の2時くらいに家を出ないといけなかったりするが、キスは大抵どこでも釣れるし、気楽なものだ。エサを買わなければならないのがルアーとは違ってちょっと面倒だが、青虫か石ゴカイを500円分ほど買えば、十分な数のキスが釣れる。

 今年はいつも行く場所に何度か足を運んだのだが、6時なのに車を停めるスペースすらなく、ものすごく混雑していた。前はこんなことはなかったのに、と思いながら、コロナの影響で釣りをする人が多いのかな、と思ったりもする。結局、そこからまた1時間ほど車を走らせてもう一箇所の馴染みの場所に行くことが多くなった。そこは砂利浜なのだが、例年、2~3人がキス釣りをしている程度なのに、今年は10人くらいいることも多くなった。ただ、浜なので、どこかは空いていて、そこに入って釣りをすることができるし、暑い時期なので、朝8時くらいには帰る人もかなりいるから、結局、自分一人だけ釣りをしているという状況になったことも何度かあった。

 この釣り場は、いつも行く場所とは違って、かなり遠投しないと釣りにならないことも多い。いつも行く場所は、せいぜい50mも投げればいいので、大抵シーバスロッドに10号くらいの小さなL型天秤、2本針でやっているのだが、今年よく行く所は、勿論近距離で釣れることも結構あるけれど、100m以上投げた方が良い時も多い。100m以上投げれば、20cmを超えるキスが連掛け、ということもあるのだ。

 以前、よくキス釣りをしていた時は、チロリをエサに使っていたのだが、チロリを扱う店がなくなってしまった。どのエサ屋に行っても、青虫と石ゴカイしかない。チョイ投げをする時は青虫を付けると大きなキスが掛かることが多いので、いつも青虫を使っていたのだが、青虫は残念ながら遠投が利かない。というよりも、青虫を落とさずに遠投できる技術が私にはない。それで、最近は石ゴカイを使うことが多くなった。というよりも、チロリが手に入らなかったら、大抵石ゴカイを使っていたので、昔に戻っただけなのだが。

 ロッドはゼロサム キス X4TBの30号だ。最近、投げ竿はどんなものが売っているのかよくわからなかったので、ネット通販を見てみたら、投げ竿がほとんど売られていない。シマノのキススペシャルや、ダイワのマスタライズキス、がまかつのアルテイシアといった昔、欲しいと思いながら見ていたロッドはほとんど在庫がなかった。リールもそうだ。私はシマノの17フリーゲンを使っているのだが、17フリーゲンが売られておらず、売られていたとしてもほとんど定価という状態だった。コロナの影響で品薄になっているのか、通販ではなく、店舗で販売しているのか、よくわからないけれど、とにかく品物がない。ゼロサム キス X4TBの在庫はどこにもなかった。これの23号を実は欲しいと思っていたのだけれど、ないものは買うことができない。家から1時間ほどの所にある釣具屋が、地元のがまかつや宇崎日新を中心に扱っているので、そこに行けばもしかしたらあるのかもしれないが、釣具屋に行く時間があるなら釣りをしていた方がいいと思って行くのは止している。ゼロサム キスは初代のtype1も持っているので、それを使えばいい。

 ゼロサムキスのインプレはほとんどない。X4TBに至っては、ヒットするのが自分のこのブログ、という有様だ。

 私は高級なロッドは使ったことがないし、投げるのも下手くそなので、あまりインプレにはならないが、このロッドはとにかくキスのアタリが明確で、楽しいロッドであることは確かだ。スピンパワーの365FX+も持っているが、あれと同じようにキスのアタリを捉えてくれる。27号の錘を使っているけれど、軽くオーバーヘッドで投げて5色というところだ。シマノのプロサーフSFを使っていたことがあったが、あれと比べたら若干胴調子になっている。釣り場が漂着物だらけなので、V字で投げると必ずと言って良いくらい針がゴミを拾うので、オーバーヘッドでしか投げられないが、5色投げられればとりあえず十分だ。

 これに5本針でやっている。50本巻の仕掛けも若干値段が上がっているが、これが便利なので、それをずっと使っている。瀬戸内海で、あまり連掛けを楽しむことはしていなかったのだけれど、今年は遠投して出来るだけ連掛けを楽しむようにしている。

 大体1回の釣行は、3時間ほどだ。3時間を過ぎると暑くてもう嫌になる。3時間で40~50匹くらいである。

 キス釣りの楽しみは、帰ってそれを食べることにもある。キスは癖がなくて、本当においしい。捌くのが面倒だけれど、その価値はある魚だ。

 9月に入る頃までは、きっとキス釣りをしていることだろうと思う。

20220810

赤穂市にて

2022年6月 4日 (土)

午睡

 朝、2時半に起きて釣りに行った。最近、ブリが上がっているという話を聞き、知り合いも釣ったということだったので、用意をして出掛けた。今の時期は夜明けが早く、4時くらいから東の空が明るくなってくる。釣り場まで1時間ほどかかるので、2時半くらいに家を出ないと朝マヅメに間に合わないと思ったのだった。

 釣り場は空いていた。一番いい場所は先行者がいたが、いい思いを何度もして、気に入っている場所に入ることができた。

 タックルケースを開いて、あ、と思った。ヘッドライトを忘れてきたのだ。いつも使っているのはUSB充電式の、帽子のつばに取り付けるタイプのLEDのものなのだが、それを充電しようと出してしまい忘れていたのだった。仕方がないので、スマホの簡易ライトを点けて仕掛けを作る。とてもやりにくい。

 東の空が明るくなりかけたので、投げてみた。一投目から根掛かりをした。なかなか外れない。仕方がないので強引に仕掛けを引っ張った。リーダーの部分から先が切れて戻ってきた。新品のシンキング・ペンシルをなくしてしまった。スマホのライトを点けて、リーダーを組み、別のルアーを付けてふと東の空を見ると、真っ赤に朝焼けをしていた。血のような、不気味な色だった。カメラを取り出して何枚か写真を撮る。

 海は静かだ。秋の海は大抵この時間帯からざわざわとしはじめ、小魚が逃げ惑う姿が見られたりするのだが、明るくなって眺めていても小魚は悠々と泳いでいる。時々、私の投げたルアーに小魚が驚いて飛んだりしているけれど、海面は何ごともないように平穏だ。やがて潮があまり動かなくなって、鯔が飛んだりしはじめた。

 一瞬、目の前で小魚の群れが逃げ惑うことがあって、やっと青物が入ってきたか、と思って期待してルアーを投げるが、何の反応もない。よく見てみると、細い魚が小魚の後を追って飛んでいる。ダツだろう。

 陽が昇ると、暑くなってきた。7時を過ぎたくらいからもう帰ろうかと思い始める。でも、回遊があった時間帯は8時前くらいだったと聞いていたので、なかなか帰る踏ん切りがつかない。リールを巻く左手がだんだんとだるくなってきた。4時間近くキャストを繰り返している。自分が年と共に体力が落ちてきているのを痛感する。

 結局、8時まで何も起こらず、帰ることにした。あまり釣れることがないのか、青物を狙っている人は私の他は2人だけだった。

 また、車に乗って今度は実家に向かう。ひどく疲れてしまった。

 実家に着いて、裏庭の木、母が死ぬ数年前に植えたプラムの大きな枝が折れていたので、それをチェーンソーで切る。畑の草刈りをしようかと思って準備をしかけるが、疲労感がひどい。野菜の間の草むしりを少しだけして、家に戻って横になった。20分ほどうとうとして、目が覚めた。少し用事があったので、それだけ済ませて、昼前に帰ることにした。

 車の中で髪が酷く伸びたのが気になり始め、帰りに散髪屋に寄った。散髪屋は土曜日なので混んでいて、1時間ほど待った。髭を昨日、剃っていなかったので、散髪屋の人が綺麗に剃ってくれて、ひどくさっぱりした。

 家に帰って道具を水洗いして、遅い昼食を摂り、横になった。何か古典でも読もうかと思って「枕草子」を本棚から取る。古典を読み始めると、すぐに眠くなる。

 本を開けたまま、知らぬ内に眠っていた。昔、実家で飼っていた柴犬の夢を見た。最後は白内障になって目やにだらけで、よぼよぼの老犬になっていた。老犬だったが、母が寝たきりになる前、体が思うように動かず、洗濯物を干そうとして転倒し、骨折して物干しの下で動けなくなった時、ずっと吠え続けて父に知らせた。母が寝たきりになって、父がその介護をしていた頃から、だんだんとやせ細って背骨が曲がり、立っているのがやっと、という状態だった。死ぬ前の夜、悲しそうな声でずっと鳴いていたと父が言っていた。その犬が死に、1年も経たないうちに母が死に、その3ヶ月後に父が死んだ。

 夢の中で、その老犬は私が近寄るととぼとぼと近寄ってきて、手の臭いをかぎ、てのひらを舐めた。目は白内障で真っ白だった。臭いだけで知っている人かどうか区別しているんだろうな、と思った。若い犬だった頃は、知らない人には容赦なく吠えた犬だった。はて、この犬は何歳だったかな、と思っていると、母が、小さな私の娘の手を引いて、笑いながら歩いてきた。太った、元気な頃の母だった。母に「この犬はいつから飼っていたっけ?」と尋ねると、母は何か答えた。小さな娘は、犬の頭を撫でていた。娘は、この犬をかわいがっていた。

 目が覚めた。5時半になっていた。2時間ほど午睡をしていたのだった。午睡の夢は、やけにはっきりしていて、そして悲しい夢が多いような気がする。

20220604

Panasonic TX-1

2022年5月 1日 (日)

パナソニック ベロスター ミニを買った

 連休が始まったのだが、金、土、日と3日間とも仕事で、おまけに先週の土日も仕事だったから、何だかひどく損をした気持ちになる。

 3月の終わりに電動自転車を買った。桜の咲く時期にカメラを提げて桜の写真を撮って回りたいと思ったからだった。車で出掛けると、駐車する場所がなくて、いつも写真を撮らずにまあいいかと過ぎてしまう。毎年、釣りの帰りに桜が満開の場所があって、そこの写真を撮りたいと思っていたのだが、車を置くスペースがない。家から15キロほどの場所だから、自転車なら撮りに行けるだろうと思ったのだった。

 今まではあさひ自転車で買ったプレシジョン・スポーツというクロスバイクに乗っていた。ところが、50歳手前になると辛いのだ。特に坂道と向かい風が辛い。3月の初旬にその自転車で少し走ってみたのだが、帰りが向かい風だったため、ひどく疲れてしまった。それに、700cのクロスバイクは小回りが利かず、狭い路地に入ったりするとちょっと困る。それで、ミニベロの電動自転車を探したら、パナソニックとヤマハから出ていたので、どちらにしようかと悩んだが、最も安価なパナソニックのベロスター ミニにしたのだった。ネットで購入して、近所の店で受け取った。そうするとかなりのポイントがつくので、何だか得をしたような気になる。最近、直接店で買えるものもあまり買わず、大きなものや野菜の苗みたいなもの以外はネットで注文することが多いが、そうすると少しでもポイントがついて次に使える。多分、通販会社の策略に嵌まっているのだろうが、得なことは確かだろうと思う。

 電動自転車は家族のものが1台あるのだが、いわゆるママチャリで、乗ったことはない。自転車屋で取り扱い方の簡単な説明を受けて、自転車屋の駐車場から乗り始めた。軽いのだ。7速あるのだが、最も速いギアにしてもすいすい漕げるし、もっと速いギアがあってもいいのにと思う。あまりスピードは出ないが、とても快適だ。

 家に帰ってアマゾンで買った前籠とペダルを付けた。後輪の変速ギアも交換したいと思うが、交換時期になったらでいいかなと思ってそれは注文しなかった。家の電動自転車もパナソニックのものなのだが、バッテリーが2回りほど大きい。

 3月の終わりと4月の初めにその自転車で50キロほど走ってみた。時々、平地が続くような場所では長距離モードにしながら走ったが、ちょうどバッテリーが10%程度になるくらいだった。カメラを首から提げて走るが、小回りが利いていい。そこに行くまで結構時間がかかると思っているような場所が、自転車で走っても大して時間的に違わないということがわかった。車ではどうしても渋滞とか、右折車両待ちとかがあるのだが、自転車ではそれがないのが大きいのだろう。それに、車では決して通らないような細い近道を通ることができる。

 カメラはパナソニックのDMC-G8に14-140mmF3.5-5.6を付けていった。最近気に入って使っている組み合わせだ。G8はG7と外観はほとんど同じだが、全く違うカメラだと言って良いと思う。感触が段違いにいい。G7はそのあまりにちゃちな感じに嫌気が差して手放してしまったが、G8はマグネシウム合金のボディになり、シャッター音も非常に静かになり、手ぶれ補正も強化され、と文句なしに良いカメラになっている。1600万画素くらいのセンサーなのだが、ローパスレスで解像度も良い。それに、E-M1 markIIを使った限りでは、1600万画素もマイクロ・フォーサーズで最新の2000万画素も大して違わないような気もする。ただ、どうもピントが合わない時があって困った。シャッターボタンを半押ししてもAFが作動しないのだ。バッテリーを入れ直したら作動するので、カメラの故障なのかなと思いながらだましだまし写真を撮り続けた。このレンズも高倍率ズームなのによく写る。パナソニックは廉価版のレンズがとても優秀だと感じる。これはオリンパスと違う所だ。オリンパスはどうしてもPROレンズを使うとその描写の良さに後戻りができなくなる。ただ、APS-Cよりは小さくまとめることはできるが、それでも廉価版のレンズを付けた時みたいにコンパクトにまとめることはできない。

 このレンズは家に帰ってから他のカメラで作動を試したら、他のカメラでも同じようにAFが作動しないことがあった。レンズの故障なのだとわかったので、パナソニックに修理に出した。

 やはり写真を撮影することと自転車とは、とても相性が良い。連休中も1日は、自転車でどこかに出掛けたいと思う。

20220501

Panasonic Lumix DMC-G8 w/Lumix G Vario 14-140mm F3.5-5.6

2022年2月19日 (土)

モノが溢れる

 身の回りにモノが溢れていて、処分したいと思う。釣り竿だけでも20本ほどもあって、使うロッドはほとんど決まっているので、不要なロッドは売り払いたいと思うのだが、中古釣具店に持っていっても大した値段はつかないだろうから、それなら誰かにあげた方がいいような気もして、そのままにしてしまっている。ヤフオクみたいなところで売ってもいいのだが、長尺物は送料が高いし、いつも使っていたヤマト便が廃止になって、160cm以上のものは送れなくなってしまった。

 貧乏性だとつくづく思う。先日、ダイソーでコアマンのVJのようなジグヘッドが200円でたくさん売られていたので、10個ほど買ってしまった。手持ちのワームを着けて使ってみたが、10個も必要なかったと思う。ルアーも安い時にまとめて買っておくという習慣になってしまって、まとめて買ったのを忘れてしまってまた安い時にまとめて買うという悪循環を繰り返す。いつも行くゴロタ浜でヒラメ釣りをすると、大抵いくつかルアーをロストしてしまうので、それで安い時に買っておこうと思うのだ。けれど、今年のシーズンはヒラメ釣りに数回しか行っていないし、釣れたのは50cmのイシガレイだけというよくわからない釣果だった。先週は良い天気だったので出掛けたが、目の前でヒラメをばらしてしまって、馬鹿馬鹿しくなって2時間ほどで帰宅した。

 結局、よく使うルアーも決まっているのだ。ヒラメ釣りならば、いつもビーチウォーカーのハウルを使う。ハウルは高価なのだが、一時期、釣具店が閉店セールをしていて、かなり安い値段で売られていたのでまとめて買った。それがまだたくさん手元にある。メタルジグを使うこともあるのだが、ジャクソンのギャロップスイマーを使っていた。ギャロップスイマーはディスコンになったのか、ほとんど見かけなくなってしまったが、これでいくつもヒラメやマゴチを釣った。青物を釣る時は、いつも行く釣り場ではジャクソンの鉄パンロングを使うことが多い。今年はそれがあまりうまくいかず、代わりにブリーデンのメタルマル40gでかなり釣った。あとは時々、マリアのムーチョ・ルチアか、ダミキの闘魂ジグを使うくらいで、他はほとんど使わない。それなのに、ネットや雑誌の情報で「これが釣れる」というのがあると買わずにはいられなくて、つい買ってしまうのだ。それがどんどん溜まっていって、プラスチックの衣装箱1個分くらいにまでなってしまった。

 実は今日、それらを整理して売ってしまおうと思ったのだった。朝から雨が降り続いていて、今日は目の前の仕事もなかったので、それなら整理して手放してもいいかなと思ってやりかけたのだが、あまりに数が多すぎて、面倒になってやめてしまった。結局、外に出して整理しかけたルアーの数々は、元のように衣装ケースに仕舞い込まれることになった。これだけあれば、死ぬまでルアーを買わなくてもいいんじゃないか、と自嘲した。

 結局、私は次々に消費をし続けているが、それが自分の幸福には繋がっていないということを自覚すべきなのだ。消費をするために働き、消費をしてそれが幸福には繋がらない。青物釣りは、鉄パンロングと、メタルマルだけあれば事足りるということを知るべきなのだ。カメラにしてもそうだ。高校生の時、ニコン1台とレンズ2本で何もかも撮影して、それでいくつものコンテストに入賞したが、その時の写真の方が今、手元に溢れているカメラで撮影した写真よりもずっと良い写真だった、と気付かなければならないのだ。仕事は消費、あるいは浪費のためにするものではない。

 身の回りにあるものを少しずつ処分しようとはしているが、それもなかなかに進まない。そして、また消費に走る。その繰り返しが悪循環となっていることを、自戒しなければならない。

20220219

Fujifilm X-A5 w/Laowa 9mm F2.8

2022年1月23日 (日)

何も釣れない

 昨年末から何度か釣りには行っているのだが、何も釣れていない。

 前にアレスのブルーポーターの使用感について書いて、翌週、やはりブルーポーターを持って爆風の中ショアジギングに出掛けた。風で立っていられないほどだったのだが、わずか数投でメジロが釣れ、それから20分ほどやっていたのだがあまりに風が強くて帰ったのだった。

 年末は、離島にでも行けば釣れるのかな、と思って連絡船に乗って離島に出掛けたのだが、さっぱり何も釣れない。エサ釣りをしてみても、小さなクサフグばかりだった。

 いや、そろそろヒラメのシーズンだ、と思ってメタルジグやワームを用意して、年初に張り切って出掛けたのだが、何も釣れず、根掛かりばかりでビーチウォーカーのハウルを6個もなくしてしまった。ハウルは高価なワームなので、意気消沈して帰路に着いた。翌週、リベンジとばかりに新たにジグヘッドとワームを購入して出掛けたが、案の定、何も釣れず、ワームは根掛かりばかりでまたなくしてしまった。巻き直したばかりのラインがバックラッシュを起こしておしゃかになるということもあって、全く釣りに対しての意欲をなくしてしまった。年初から2回釣行したが、ルアーをなくすばかりで、あるいはリールに巻いた糸を巻き直すことばかりで、ろくなことがない。

 今日は一日休みだったので、2週間ぶりに釣りに行こうかと思ったのだが、どうせ釣れないし…と思うと躊躇した。躊躇しているうちに、雨が降り始めて、結局行けなくてこんな駄文を書いている。

 1月から4月にかけて、水温が下がるために何も釣れない。メバル釣りをしている人が私の住む辺りでは多いが、メバルも産卵シーズンで、産卵期の魚を釣るのもどうなのかなと思ったりして、なかなか足が向かない。ただ、この時期のアナゴが非常に美味なので、夜釣りでアナゴを狙いに行ってもいいかなとは少し思ったが、残念ながら私にはそれをさばく技量がない。

 こうやってうだうだと考えながら、もう一つの楽しみの写真の方に気持ちが行ってしまっている。去年の秋にカメラをいくつか手放して、別のものに買い替えた。それを提げて散歩するのが今は少しの楽しみになっている。ニコンの一眼レフ関係を少し整理して、マイクロ・フォーサーズと富士のXシリーズを買い足した。いずれもよく写るので、それを持って歩くことを楽しみにしている。しばらくは、釣りに行かずにカメラを持って散歩することの方が多いかもしれない。

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Olympus OM-D E-M1 w/M.Zuiko Digital 14-150mm F4-5.6

2021年12月12日 (日)

宇崎日新 ARES ブルーポーター SHJ

 ここ数年、夏の終わりから初冬にかけて、青物狙いの釣行をすることが多い。この時期はいつも仕事が忙しくてなかなか休みを取れないから、毎週行くというわけではないが、月に数回は時間を作っては行くようになった。最近は青物狙いの人が多くなって、私のよく行く釣り場ではハイシーズンになると、午前3時頃に行かないと入れる場所がないということもある。私の行く釣り場は、以前は50センチくらいのハマチサイズが数釣れるという感じだったが、去年くらいから少し様変わりしてきて、数が出なくなった。一昨年の釣果を見てみると、1シーズンで40本ほど釣っていたのが、去年は10本くらいになっている。釣行回数はいずれも10回くらいで、ボウズの日もあるから、1回あたりの数は段々と少なくなっているようだ。ただ、昨年は60センチ以上のメジロサイズが多くなって、それはそれで面白いと思うことも多かった。

 昨年まで、ロッドはほとんどがまかつのコヨーテ100Hを使っていた。コヨーテ100Hは発売されてすぐ購入して、軽くて使いやすいロッドだったのでそればかり使っていた。ところが、昨年辺りからコヨーテだと魚に力負けしてしまうことが多くなってきた。ハイシーズンの釣り場は混雑するが、ハマチは横に走るので、ロッドが弱いと隣の人の迷惑になってしまう。勿論、時間は多少かかるがコヨーテで60cm以上の青物を十分に獲れる。だが、横に走られたり、あるいはテトラに突っ込んでラインブレイクが起きたりともう少し強いロッドを使わないといけない状況だと感じた。

 強いロッドはいくつか持っているのだが、ほとんど使っていなかった。アピアの風神ブラックライン100Hというロッドが昔見切り処分で売られていたので使うことがあるかも、と思って買ったのだが、一度も使わずに部屋の隅で眠っている。その中で何回か使ったのはヤマガブランクスのブルースナイパー100Mというロッドだったのだが、これは60gくらいのジグを使うにはとても良いロッドだ。淡路や鳥取に行く時、つまりは深い場所を釣る時に使っていたが、私の行く釣り場は浅く、60gのジグを使うとすぐに着底してしまう。それで、28gくらいのミノーとかメタルバイブを使うことが実は多いのだが、ブルースナイパーでそれらを使うと飛ばないのだ。コヨーテだと綺麗にかなり遠くまで飛んでいくのに、飛ばないのは困る。ナブラが少し遠くに出ても届かない。それで、昨秋、思い切ってゼナックのストアでミュートス・ソニオ100Mを予約した。多分人気があるのだろうと思うが、今は抽選販売になっていて、一つのモデルは1人1本しか注文できないようになっているみたいだが、軽めのルアーでもきちんと飛び、大きい青物もきっちり上がるということだったから、ネット上での評判は上々で、これがあれはいいんじゃないか、と思ったのだった。半年ほど待って今年の春に届いたのだが、使うのは秋口が初めてだった。使用感は別の所で書いているが、実際、このロッドだけあればいいと思えるような素晴らしいものだった。他に持っているショアジギングロッドは手放してしまおうかとも思うほどだった。

 ただ、一つだけ気になっているロッドがあった。それは宇崎日新のブルーポーターSHJというショアジギング・ロッドである。一昨年くらいに発売されたような記憶があるが、一度使ってみたいと思っていた。というのは、単純に宇崎日新、アレスのロッドが好きなのだ。地元のメーカーということもあるし、あまり扱っている釣具店もないような感じだが、よく出来ているロッドが多い。ロッドの種類はダイワやシマノにも負けていないのではないかと思うくらいあって、ホームページを見ると、本当に多種多様なロッドを出している。アレスはルアーロッドの商標なのだろうが、一昨年くらいから整理されて、たくさんのロッドがカタログから消え、代わりに「ブルーポーター」というシリーズが展開されるようになった。その中のショアジギングロッドがSHJだ。

 以前にもアレスにはショアキャスティングロッドというカテゴリで安価なものがカタログに載っていたが、どうも旧態依然としていて、買う気にはならなかった。でも、ちょっと新しい感じのロッドが出たのを何かで見かけて、ちょっと食指が動いたのだった。だが、割に高価である。ショアジギングロッドは大体1万円くらいからあるけれど、ブルースナイパーSHJは4万円ほどだった。4万円、というと私の持っているヤマガのブルースナイパーがそれくらいだったし、コルトスナイパーXtuneもこれくらいで買った記憶がある。せめて2万円台だったらなあ、と思いつつ過ごしていたのだが、ゼナックのロッドを買ってその存在はすっかり忘れていたのだった。

 ところが最近、ふとしたことでそのブルーポーターSHJの10.2Hというモデルを手に入れたのだった。それが先週に届いた。X4というすべて4軸カーボンで作られたモデルも追加されていて、そっちを買おうかなあと思ったりもしたのだが、それはそれで5万円を超えるので諦めた。届いたら使ってみたい。今朝、初めてそれを使ってみた。

 夜が明けかけたので、まずは35gのメタルバイブを投げてみた。いつも使っているのはジャクソンの鉄PAN Longだが、すばらしくよく飛ぶ。ソニオと同じように飛行姿勢が乱れない。コヨーテはメタルバイブがくるくる回って、エビになって回収に一苦労、ということが結構あるのだが、ソニオはそれがほとんどなかった。SHJも同じようにそれがない。今日はほぼ無風の状態だったが、ソニオよりも少し遠くに飛んでいるようだ。0.2フィート長いのがいいのかもしれない。

 5投目くらいに、いきなり食ってきた。この時期に青物が釣れたことは今までなかったので、慌てた。今日は試投のつもりで来ていたのだ。引き寄せるが、ソニオほどではないがかなりスムーズに引き寄せられた。テトラに潜られることも、のされることもなかった。ネットで掬おうとすると、かなり大きいことが分かった。何とか掬って引き上げると、ずっしりと重い。メジャーをあてて計ってみると80センチを超えていた。ブリだった。体はパンパンで、コンディションは抜群の魚体だった。

 ソニオで大物とやりとりすると、時々、フックが曲がりかけている。フックはかなり太めの青物に対応できるものに替えているのだが、ロッドが強いから曲がるのだろうと思う。今回もフックを確認したが、曲がってはいなかった。ロッドがうまく衝撃を吸収したのだろうと思う。そういえば、ドラグもほとんど出なかった。

 しばらくメタルバイブを投げてみて、次に40gのジグを投げてみた。80gまでのロッドだから軽すぎるかなと思ったが、かなり遠くまで飛んでいった。ただ、ロッドの感触からしてみると、40gのジグがもしかするとちょうど良いくらいの重さなのかもしれないとも思った。私はほとんど40gまでしか使わないからそれでいいのだが、80gを使うとキャストに不安があるかもしれない。淡路の翼港に行く時は深くて潮流がひどく速いので、100gくらいのジグを持っていくこともあるが、その時は別のロッドを選ぶかもしれない。

 ただ、私のようなメタルバイブやシーバス用のミノー、時々メタルジグという使い方ならば、ソニオと同等か、それ以上のロッドなのではないかと思った。これは本当に良いロッドだと思った。そういえば、宇崎日新とゼナックはほとんどご近所とも言えるような場所に会社があるようだ。がまかつと同様に、どちらも地元メーカーである。

 今日で青物のシーズンは終わりにしようと思ったが、来シーズン、この2本のロッドを交互に使うことになるのだろうな、と思う。また来シーズンが楽しみだ。

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Panasonic Lumix DMC-TX1

 

2021年11月 3日 (水)

久しぶりに釣れた

 ここ2週間ほど、仕事に行っても家にいても、疲れが抜けなくてひどい状態でいる。朝から仕事場に着いてもぐったりとして、あまり仕事をする気力も起きなくて、イライラしてばかりいる。休みの日も所用がいくつもあって、休みが休みでないような気がする。所用のために車で走っていると、このままどこか遠くに行って、しばらく帰ってこないことが許されるならどんなにいいか、と考えてしまう。高速道路の入口に差し掛かると、このまま高速に乗って、山陰のあまり人のいないような街に行って、そのまましばらく住んでみようか、などと妄想する。車を運転するのさえ、辛い状態なのに。

 今日も仕事が午前中に入っていたのだが、用事があると言って休ませて貰った。仕事に行かなければ行かないで少し後ろめたい気持ちがあるのだが、このまま気持ちに休みがない状態で仕事を続けるよりも、いっそのこと一日休んで、また明日に繋ぐことが出来た方がいいのではないかと自分勝手に考えた。日々、精神的に追い詰められているような気がする。

 休みを取って、釣りに行きたいと思った。10月も何度か釣りには行ったのだが、ほとんど不発の状態だった。それどころか車を壊されたりと散々だった。しばらく釣りをやめようかと思ったくらいだった。

 昨日の夜にどうするか考えて、潮見表を見てやはり朝一に行くべきだろう、と思って目覚ましを3時に合わせた。私のいつも行く釣り場は、3時には到着しないと釣る場所がないことが多いのだが、それだと2時前には起きなければならない。4時間は寝たいと思って3時に目覚ましを合わせた。疲れが溜まっているので、すぐに眠りに陥って、3時のアラームで目を覚ました。体が重い。こんな辛い思いをしてまで釣りに行くべきなのか、と考えて再度布団を被るが、今日を逃したら行ける日がないかもしれないと考え直した。重い体を引きずって着替え、用意をして出掛けた。

 釣り場に着くと、10番目くらいだった。大体15人ほどがこの釣り場には入れるので、最後の方に入れただけ良かった。時計を見ると4時前で、大体夜明けが6時前くらいだから、2時間どうしようかと思った。北風が強い。ライトダウンを着てきたが、風が縫い目から入ってきて、ひどく寒い。テトラの陰に身を置いて、風を避けた。

 トラギア・チビという小さく縮むロッドと、小さなリール、それからメバル釣りの仕掛けとエサを一応持ってきていたので、しばらくそれをやってみるが、何の反応もない。エサが古いからだろうと思う。大分前に購入して、冷凍室に入れっぱなしになっていたオキアミだからだ。しばらくすると根掛かりをして、電気ウキの上からラインが切れた。電気ウキが赤い光を灯しながら流れていった。タモで掬おうとしたが、網の目が粗くてその目から何度も電気ウキは落ちていった。何度か掬っては落とし、を繰り返している内にテトラの隙間に落ちて、いよいよ拾えなくなった。

 周りの人たちがジグを投げ始めた。夜が明け始めたのだ。短いロッドを片付けて、青物用のロッドとリールを用意して、投げ始めた。海は何の気配もなく、ただ、冷たい北風が吹く中、メタルバイブを投げ続けた。やがて、左手から小さなナブラが立ったかと思うと、ヒットした。隣の人が私のラインの上にジグを投げてしまい、私のラインと絡まっている。魚はテトラに突っ込もうとする。久しぶりのヒットなのに、バラしたかなと思いながら隣の人のジグをラインから外すと、まだ魚が付いていた。ロッドを引いて浮かせにかかる。この引きなら、小さな、せいぜい40センチくらいの青物だろうなと思いながら引き寄せてくると、近くの若い人がタモ入れをしてくれた。助かった。

 久しぶりの青物だった。計ると、63センチで、ぎりぎりメジロと言って良いサイズだった。このサイズなのに、ゼナックのミュートスはまるで小さな魚のようにあっという間に岸に引き寄せてしまった。それからは全くアタリもなくなり、メタルバイブからメタルジグに変えて底をずるずるやっていると、何かがヒットした。エソかなと思いながらリールを巻くが、全く引かない。外れたかなと思いながらリールを巻くと、ヒラメが浮いてきた。40センチくらいだったのでソゲだが、久しぶりのヒラメは嬉しかった。

 結局、8時まで釣りをして帰宅した。休日の8時だから、まだ道は混んでいなかったが、家に近づいてくると疲労感が増してきた。釣りをしている時はあまり疲労感を感じなかったが、それでもいつもの3倍くらいは休憩を取った。大体ショアジギングをする時は3時間くらいはジグを投げ続けるのが普通だったのに、今は30分に1回、10分くらいの休憩を挟まないと釣りを継続してできなくなってしまった。

 家に帰り、魚を捌いて道具の片付けをすると昼過ぎだった。ベッドに横になって少し寝ようと思った。うとうとしかけてすぐに、裏の家の子どもたちが大声で叫びながら庭で遊び始めた。眠ることは出来なかった。

20211103

Panasonic DMC-TX1

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