2017年2月19日 (日)

やっと落ち着く

 ここ一ヶ月ほど、個人的にいろいろな出来事があって、疲れ切っていた。仕事にしても、家のことにしても、ばたばたとしなければならないことが目の前に積み重なっていて、人生にはこんなこともあるのだろうとは思うが、しかしいつも願っている平穏な生活というものからはほど遠いような日々だった。

 外はうららかである。庭の梅の花がぱらぱらと咲き始めている。去年はあまり咲かなかったのだが、今年は蕾が枝一杯に付いている。いつも横を通って仕事に行ったりするのに、全然気がつかなかった。目の前の出来事にばかり気を取られて、周囲が見えていなかったものとみえる。
 
 写真を撮りに行くこともせず、一日かけて釣りに行くこともできない。2月というのはあまり釣れるものもないので、それはそれでいいのだが、せいぜい夕方に1時間ほど時間を見つけてメバル釣りをするくらいだ。今月に入ってから1度出掛けたが、1時間ほど竿を振った程度では時合も何もなく、ただ空振りに終わる。釣りをしていてもいろんなことが気になって、釣りどころではないということもわかった。
 
 今日は久しぶりに何もないから、と思って、昨日はかなりの酒を飲んで寝た。朝、目が覚めても、まだ昨日の酒が残っている。さすがに起きてから数時間経ったら抜けたが、ここ数ヶ月、軽く酔ったような日々を送っているように思う。現実なのか、あるいは酔って現実が見えていないのか、よく分からない。ただ、気付いたら2月も終わろうとしている。それが現実のようだ。
 
 本当の意味での平穏な日々が、いつ来るのだろうと思う。
 
20170219
 
Nikon COOLPIX S620

2017年1月15日 (日)

 昨日の夜から雪が降り始めた。雪が降るのは久しぶりだ。平日なら仕事にどうやって行こうかと頭を悩ませるところなのだが、今日はたまたま日曜日で、仕事は休みだったから朝から雪を見て煙草を吸いながら、寒い、とだけ思った。ほとんど雪が降らない地方なので、朝から家の横の道路は車があまり走っていないし、雪の日特有のほんわりとした静けさがあって、心地よさを感じた。

 家にいてしばらく新聞を読んだりコーヒーを飲んだりテレビを観たり、と一通りの日曜日の過ごし方を試みる。休日は大抵早朝から釣りに出掛けて昼前に帰ってきて、そこから道具を洗ったり魚を捌いたりするのが日課だったから、こんな風に「普通の」日曜日を過ごすというのも久しぶりのような気がする。本でも読んで過ごそうかと思って本を手に取るが、頭の中に内容が入ってこない。家人が買い物をしたいが雪で出られない、というので家から歩いて1キロほどの所にあるドラッグストアまで長靴を履いて歩いて買い物に行くことにした。
 
 雪は結構激しく降っていた。牡丹雪だから、道路は雪が解けたりして車が走れない状況でもないが、今日は交通量がとても少ない。時々、チェーンをつけて走っている車があって、私の横を音を立てて通り過ぎる。アスファルトむきだしの所でチェーンを付けると、タイヤに悪いんじゃないかな、と思う。
 
 独身の頃、S14シルビアに乗っていた。FRのマニュアル車だった。社会人になって1年目の12月だったか、家に帰る途中から雪が降り始めた。街に入る長い峠道の入り口に雪がみぞれのようになって溜まり、車がそこに嵌まり込んでスリップして動けなくなった。アクセルを踏んでも車が後ろに下がっていく。後続車がけたたましくクラクションを鳴らす。ブレーキを踏んでも車が動かず、ハンドブレーキを少し効かせた状態にしながらアクセルを踏み、何とか路肩に車を寄せた。トランクにチェーンを入れていたので車をジャッキアップさせて、チェーンを嵌めた。車の下にチェーンを敷いて車を少し移動させて装着するタイプのチェーンだったが、路肩も雪が酷くて、車を動かしたらあらぬ方向に動いていきそうだったから、わざわざジャッキアップしたのだった。辺りは暗く、冷たい金属のチェーンを雪の中で扱っていると手がかじかんできて、自分は何をしているのだろう、とふと我に返るのだった。
 
 あれ以来、チェーンは車を買い換える度にその車種に合うものを買ってはいるのだが、付けてはいない。雪が多い所に住んでいた時は、レガシィにスタッドレスタイヤを履けばほとんどの場合大丈夫で、こんなにスバルの四輪駆動は凄いのだ、と思い知ったが、今みたいに年に1回か2回の降雪のために四輪駆動でスタッドレスというのもなんだか割に合わないので今はスタッドレスタイヤは買っていないし、四駆の車も乗っていない。
 
 こんな時に釣りに行こうと思ったらやはり四駆の方がいいのだろうと思う。冬の鳥取で、波が穏やかな日に釣りをしたいと前々から思っている。釣りを終えて途中、温泉に寄って温まってから帰るという釣行をしたいと思うが、やはり雪があるかと思うと二の足を踏む。鳥取に雪がなくても、鳥取に行く途中の山道に雪が降るのだ。
 
 スズキのイグニスという小さな車があって、あれの4WDモデルが自家用車だったら、きっと休日が楽しいだろうなと思う。一人で釣りをしに行くという用途にも、写真を撮りに山奥に行くという用途にも、ぴったりなのではないかと思うのだ。いつか、買えるようになればいいのに、と思う。
 
20170115
 
Nikon COOLPIX S9300

2017年1月 9日 (月)

アメフラシ

 釣りに出掛けた。一昨日は仕事で、昨日は雨だったから、今日は行こうと思っていた。今の時期、明るい昼間は何も釣れない。投げ釣りばかりしているが、本当に竿先がぴくりとも動かない。ただ、暗いうちは何かしら釣れる。昨日のうちに青虫を1000円分買ってきておいて、今日の暗いうちに家を出て、朝になったら帰宅するという計画で、出掛けることにした。

 朝4時に起きるが、体が重くて起きられない。携帯電話のアラームを解除してまだ温かい布団に潜り込む。潜り込んでうとうとしながら、やはり出掛けようと決める。重い体を引きずって服を着替え、洗面をして出掛けた。途中、コンビニによって食べ物を買う。コーヒーを飲みながら釣り場に行く。着いたのは5時前だった。4時半過ぎに家を出たから、20分ほどで着いたことになる。いつもは渋滞などで結構時間がかかる場所なのだが、さすがに休日の早朝は道路は結構空いていた。ただ、信号が多くて結構な数ひっかかったので、これくらいになった。この場所、灘浜の水道部には自転車で来たことがあるが、自転車でも30分くらいの距離だ。
 
 公園の駐車場に車を置いて、防寒着を着込んで歩く。300mほど歩かなければならないが、大した距離ではない。まだ真っ暗で誰もいないだろうと思って護岸を歩くと、自分が入ろうと思ったポイントに先行者がいた。反対側に入って、準備をする。
 
 背後3メートルくらいのところにコンクリートの壁があるので、長い竿は使えない。この場所に来る時はいつもシマノのホリデーショートスピンの2.5mのものを使う。この竿の250GX-Tを1年半ほど前から愛用していて、どんな他の竿よりもたくさんの魚を釣り上げているような気がする。15号の錘で70~80mくらいは余裕で飛ぶし、何より軽くて便利だ。大きな魚が当たると竿が飛ぶが、それはそれでいい。ジェット天秤の15号を取り付け、タイガー針のカレイ仕掛けに青虫を付けて、ごく力を入れずに投げる。水道部の真ん中辺りに落ちた。間もなくして竿先が動く。何か釣れているのかと思って上げてみたら30cm弱のセイゴだった。
 
 実はメバル釣りもしてみようと思って仕掛けを持ってきていたのだった。ガシラは結構明るくなっても釣れるが、メバルは暗いうちしかほとんど釣れない。メバル用のタックルを組んで、針に青虫を付けて投げる。ゆっくりとリールを何度か巻いていると、2匹メバルが釣れた。メバル釣りだけに来てもいいのかもしれない、と思った。
 
 投げて放っている竿を見ると、また動いているので引き上げると40cmくらいのアナゴが付いていた。アナゴは捌くのが面倒なのでどうしようかと思ったが、この時期のアナゴは旨いので持ち帰ることにする。それからしばらくして竿先に何度かゴンゴンというアタリはあるものの、結局魚は乗らず、釣果は4匹だけとなってしまった。
 
 夜が明けてもエサがまだ残っていたのでしばらく釣ろうかと思って釣り続けた。しかし夜が明けると同時にアタリは全くなくなってしまった。夜明けでクーラーや道具に露が降りてきている。ふと海面を見ると、白い軟体動物がひらひらと泳いでいる。海中を飛んでいるみたいに見える。海中から海面まで上がってきて、そのまま潮に流されていった。アメフラシだ、と思った。アメフラシがこのような感じで泳ぐということは知っていたが、見たのは初めてだった。なかなか面白い。カメラを出してきて写真を何枚か撮り、動画も撮ろうと思ったが、メニューを切り替えているうちにどこかに行ってしまった。
 
メバルの竿も片付け、青虫を房掛けにしてその辺りに投げ込んでおいた。竿先がゆらゆらと揺れるので何かが来たのかと思って上げてみたら、大きなウミケムシだった。もう帰ろうと思って片付ける。まだ8時半だ。
 
 早朝だけの釣りというのも悪くない。冬はなかなか釣れるものも少ないから、ひがな一日昼間にぼんやりしているより、暗いうちだけ釣りをして、明るくなったら帰るというのがいいような気がする。家に帰ってアナゴを何とか捌き、味噌汁にしてみた。すばらしく旨い。こんなに旨い味噌汁は久しぶりだと思った。
 
20170109
 
Nikon COOLPIX S620

2017年1月 7日 (土)

LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.

 良い天気だったので、仕事場まで歩いて行くことにした。晴れていたら自転車、雨だったら車で仕事場に行くのだけれど、歩いて行くのは久しぶりだ。歩いてもせいぜい20分というところだから、晴れている日は歩いてもいいなと思いながら家を出た。

 いい天気だったから、カメラを持ち出した。Lumix GM1sにPZ 14-42mmを付けたものだ。大抵、このGM1sとかGM5には12-32mmという小型のズームレンズか、14mmF2.5という薄っぺらい単焦点レンズを付けるのが常なのだが、防湿庫の隅にこのPZ 14-42mmというパワーズームの標準ズームが眠っていたのに正月明け、気付いたのだった。JJCの自動開閉式のキャップも付けて、いつでも写真を撮る時に使えるようにしたのが1年あまり前で、それ以来持ち出してもいなかった。これは同じくパナソニックのPZ 45-175mmを持っていて、どうせならPZレンズは2本しかないのでコンプリートしようとつまらない考えで買ったものだった。パワーズームはどうも性に合わず、使ったこともなかったし、ズームは手動で適当にするというのが良いとずっと思っていたので、結局使うこともなかったのだろうとは思う。
 
 空色のGM1sに付けるとレンズがカメラよりも一回り大きい。小さなカメラに大きなレンズであまり格好は良くないが、首から提げていると全く気にはならない。レンズの外径は大きいものの、軽いし、何よりそんなに厚みがないからだ。カメラの電源のONとOFFに合わせてレンズが伸びたり縮んだりして、そのたびにレンズキャップが自動で開閉するというのも、なんだか動作の素早いコンデジを使っているような感じで好ましい。
 
 仕事に行く道を歩くが、冬の朝の陰がいい。冬は木も葉を落として寒々しく感じるが、その枝が弱い斜光線に当たって複雑な陰をアスファルトに落としている。陰の中にあるものなどはまだ霜が解けずに残っていて、白く粉を吹いたようになっている。そんな風景を写真に撮りながら、歩く。あっという間に仕事場に着いた。
 
 仕事を終えて、また違う道を通って家に帰る。狭い道を車が結構なスピードで走る。道の一番端を歩いていると、向かってきた車のミラーが左腕に当たった。対向車とすれ違おうとして道路ぎりぎりまで寄せてきたようだ。見るとドライバーは中年の女性だったが、知らぬ風でそのまま走っていった。特に痛まないし、構わないけれども、そのまま走っていくのもどうかなと思う。歩いていたり、自転車に乗っていたりすると車のマナーの悪さがよく分かる。
 
 家に戻って撮った写真を眺めていると、12-32mmで撮ったものより一段シャープな写真になっているということがわかる。12-32mmは少しぼやけたようなところがあるのだが、PZ14-42mmはごく四隅を除いてシャープな感じだ。レンズを改めてみると、Made in Japanと書いてあった。国産のレンズだった。どこで生産されても品質がよければそれでいいのだが、昔のカメラでは当たり前だったMade in Japanに久しぶりに会ったような気がした。
 
20170107
 
Panasonic Lumix DMC-GM1s w/Lumix G Vario X 14-42mm F3.5-5.6

2017年1月 3日 (火)

釣り初め

 年が明けたが、正月という気分にもならない。家族は妻の実家に出掛けていて、私一人だ。一人だからかもしれないが、正月という気分でもない。家にいても寝ているかテレビをみてぼんやりしているかだ。昼間から酒を飲むという気持ちにもならないし、結局、ただの連休と同じになってしまっている。

 家にずっと閉じこもってテレビばかり観ていても仕方がないから、と言っても人混みが嫌いで買い物に行く気持ちも起きなくて、先立つものもないし、と釣りに出掛けた。これからの数ヶ月の間は何も釣れない時期で、去年は行くたびに、もうしばらく釣りには行かないと思いながら帰宅した。私の持っている道具で今の時期釣れるのはカレイかアイナメくらいだが、家の近くの海にはアイナメがほとんどいないということが分かっているし、カレイはもう乗っ込みの時期も過ぎてしまっているし、対象魚は何もない。釣れないのが分かっているのだが、とりあえずカレイが釣れるかも、と淡い期待を抱いて朝早くに起きて家を出た。
 
 寒いかと思って厚着をしてきたのだが、そんなに寒いわけでもない。肌を刺すような、呼吸も止まりそうな寒さを想像していたのだが、春先の早朝のような朝だ。気温は2度だが、厚着をしてきたからそんなに寒くもない。家を4時半に出たので、釣り場には5時に着き、5時半には3本の竿を出し終わった。まだ真っ暗だ。夜明けは7時頃だから、もし釣れるとすればこの2、3時間だろうと思う。しばらくして、一番近くに投げた竿が動いた。上げてみると、この時期だからか、セイゴが釣れていた。リリースしようかと考えたが、折角なので持ち帰ることにした。またしばらくして同じ竿が動く。またセイゴだった。これはさっきのよりも少しだけ大きかったので持ち帰ることにする。リリースすればいいのに、と独り言を言う。釣りをしているのは私一人で、いつもの護岸には誰もいない。東側に伸びる波止には何人かいるようで、ヘッドライトの明かりが見えたりする。
 
 夜が明けるが、波が高いのと、西風が強いのとで竿先が常に揺れて、アタリが全く分からない。夜が明けてもなかなか陽が昇ってこない。雲がかかっているみたいだ。やがて、雲の隙間から太陽が姿を現した。去年もそうだったが、釣りに行くと写真を撮るのにとても良い光景と遭遇する。ただ、荷物になるのと、カメラに釣りエサの臭いが付くのが嫌なのとで、カメラはコンデジを持って行くくらいだ。ほとんどiPhoneで済ませてしまっている。ただ、コンデジもiPhoneも夜明けや日没の風景を撮るには向いていない。ノイズが盛大に出るからだ。新しいカメラならこんなこともなくなっているのだろうと思うが、釣りに持って行くのに高価なカメラは必要ないし、水没させてしまいそうだから怖い。それで、結局いつもニコンのCOOLPIX S620を持って行くのだった。
 
 今日もS620を持って、護岸を少し歩いた。どうせ何も釣れないだろうから、竿は放ったらかしにしておいても構わないだろう。歩いて、取りあえず写真になりそうな場所を見つけて何枚か写真を撮る。釣り座に戻るが、やはり何も釣れていない。結局、10時前まで何も釣れず、エサは少し余っていたが、もう帰ることにした。粘っても釣れない時期だ。ボウズではなかったので、いいことにする。
 
 投げ竿の穂先を眺めながら、去年あった色々なことを思い出した。今年も最初から色々と辛いことがあることが分かっているが、果たして自分が耐えられるのだろうかと不安になる。釣りに行くのもそんなことを一時だけ忘れるためだったのに、と思い出して苦笑した。
 
20170103
 
Nikon COOLPIX S620

2016年12月27日 (火)

今年も終わり

 この間12月に入ったと思ったらもう12月も終わろうとしている。あと数日で新年が始まる。今年1年を振り返ってみると、マラソンでゴールが見えなくてリタイアしそうになりながら、あと少し、あと少しと走り続けてきたような感じだったと思う。息切れがしそうになりながら、それでもようやっと1日を送り、翌日になるとまた1日を送るという生活だった。

 そんな生活が楽しいはずもなく、仕事はとりあえずこなそうとするが、疲労がずっときつくて何とか仕事をこなしているという状態だったし、せいぜい1ヶ月に数回の投げ釣りが楽しみで、それだけを気持ちの支えにして日々を送っていたような気がする。
 
 今年1年で、自分は老いたと感じた。今までそんなに老いを感じたことがなかったのだが、老眼が進み、息切れがして、物忘れがひどくなりつつある1年で、そんな現実から目を背けたくもなった。このまま老いて、そのまま死ねばいいと思うが、生活のことを考えると安易にそんなことも言っていられない。
 
 果たして、今年1年で何が出来ただろう。これまで、1年ごとに何かが少しずつできるようになったように感じていたが、今年1年は、できるようになったことよりも、できなくなったことの方が多かったと思う。
 
20161227
 
Fujifilm X-E2 w/EBC Fujinon XF 14mm F2.8

2016年12月 5日 (月)

12月

 12月になった。1年が経つのは早いと改めて感じる。何をしているというのでもなく、ただ、何事もなく生活できれば良いと思っていた1年だったが、全くそういうことがなく、不安定な1年だった。来年はどうだろうと思って、新聞の折り込みで入っていた来年の運勢を書いた小冊子を見ていると、来年は悪い年回りらしい。今年よりももっと悪いというようなことが書かれてあって、見なければ良かった、と思う。占いなど信じようとも思わないが、それでも見てしまうと気持ちのどこかに引っかかってしまう。

 相変わらず時々釣りには出掛けているが、せいぜい3時間か4時間の釣行で、1日釣りをしていようともなかなか思わない。最近では1時間もするともう帰ろうかと思い始める。投げ釣りで釣れるのが未だにキスばかりだというのもあるだろうけれど、竿を少しの間振ることができればそれで満足する。
 
 カメラにもほとんど興味を失ってしまった。新しいカメラやレンズが次々に出て、その中で富士フイルムのXF23mmF2だけはいつか欲しいと思うけれど、それ以外は興味がない。今持っているカメラで十分美しい写真を撮ることができるし、それを考えたら新しいカメラに買い換えるようなこともする必要性を感じない。「このカメラが、このレンズがあれば、こんな写真が撮れるかも」などと夢想しながらカメラやレンズを買ったりしていたのだが、一通りのレンズも持っているし、結局は準広角から標準のレンズがあれば事足りるということに気付いたのだった。そういう意味では、ローライフレックス3.5Fが防湿庫の中で眠っているのだけれど、デジタルでなければこれ1台でほとんど事足りたのだな、とふと思う。14歳の時から写真を撮り続けているのだが、結局35mmくらいのレンズと使いやすいレンジファインダー機のようなカメラさえあれば、自分の写真は撮れるということがわかったのだった。自分のための写真には、望遠も、超広角も、本当は必要ないのだろう。望遠や超広角をそれでも持っているのは、時々、仕事で写真を撮らなければならない時があるから、というそれだけの理由だ。数年に1度くらいしか使わないのに、数万円を出して購入して、結局数回使っただけで使わなければ壊れ、修理に出してまた出費、ということの繰り返しになっている。
 
 昨日、何かのテレビ番組で、「自分の気に入ったものは使いましょう」と言っていた。最小限のモノで豊かな生活を送るという趣旨だったと思うが、確かにその通りだ。気に入ったものだからこそ使うべきで、使わなければ持っていないのと同じだ。気に入ったものを使い続けていると、それに愛着が沸いてくる。ブライトリングのクロノグラフを私はずっと使っているが、やはり愛着が強い。使い始めてもう10年が過ぎようとしている。
 
 モノで溢れた生活というのは見苦しいのは分かっている。けれど、なかなかそれから脱することができないでいるのだった。モノを手放す時には、どうしても後ろ髪を引かれてしまうのだ。
 
 来年は、そうやって身の回りのモノを整理しなければならないのだろうと思ったりもするのだった。
 
20161205
 
iPhone 5s

2016年11月20日 (日)

カレイ釣り

 今日は昼からの仕事だった。12時には家を出ないといけなかったのだが、どうしても釣りをしに行きたくなった。それで、朝4時半に起きて、準備をして出掛けることにした。9時まで釣りをして、それから帰宅すれば12時の仕事には間に合うだろうと思ったのだった。

 
 5時に家を出た。真っ暗だった。夜明けが急に遅くなったような気がする。今日は落ちギス釣りにするか最近よく釣れているらしいカレイ釣りにするか迷った挙げ句、両方することにしたのだった。1本の竿は置き竿でカレイを狙い、もう一本は引き釣りで落ちギスを狙おうと思ったのだった。途中、釣具屋に寄ってエサを買う。9時までなので青虫500円分でいいと思って頼むと、釣具屋の主人がカレイ狙いだと500円だとすぐなくなってしまうよ、と言う。釣れている人は青虫を4000円分も買うらしい。餌盗りが多くて、すぐに素バリになってしまうそうだ。今日は落ちギス釣りが目的だし、カレイはまあ釣れればいいかなと思っているくらいなので、青虫500円分でいいと思って、それだけを買う。
 
 釣り場に着くと、車で一杯だった。こんなに混雑しているのは初めてだ。ただ、私が入ろうとしている場所には誰もおらず、ゆっくりと竿を出すことが出来た。竿先にLEDのライトを点けて竿を振る。次の竿の準備をしていると、すぐにびりびりと竿先が揺れた。引き上げると20センチ強のキスが釣れていた。引き釣りを始めると、次々にアタリがあって、結構な大きさのキスが上がってくる。ただ、干底だったので、取り込みに苦労した。護岸から5メートルくらいまで大きな石が点在していて、それがむきだしになっているのだ。そこに乗ろうかと思うが、満潮時の潮がまだ乾いていなくて、つるつると滑る。それで仕方なしに引き抜くような感じでキスを釣り上げる。そうしていると、抜き上げ時に数匹、バラしてしまった。勿体ない。
 
 夜明けが迫ってくると置き竿の竿に大きなアタリがあって、糸ふけが出来ている。これはキスのアタリではないと思って引き上げると、カレイが釣れていた。25センチほどだっただろうか。久しぶりのカレイで、あまり大きくはないのだが、良かったと思う。もうこれで帰宅してもいい。しばらくすると、置き竿の方がぐっと引き込まれた。しばらく放置してから合わせると、かなり重い。これはカレイだろうと思ってリールを巻く。かなり重くてリールを巻くのも一苦労だ。ところが、取り込み寸前になって、針が外れてしまった。暗くてよくは見えなかったけれど、さっきのカレイよりも重かったから、一回りほど大きかったのだろうと思う。惜しいことをした。
 
 それからしばらくキスは釣れ続くが、カレイは来なくなった。時合が過ぎたのだろうと思ってキスの引き釣りに切り替えるが、ピンギスが連で上がってくるだけで、暗い時に上がっていた20センチオーバーの大型のキスは上がってこない。それどころか7時頃からフグが次々に上がってきて、閉口した。エサも綺麗になくなっているし、ハリスが切られたりもするようになった。結局、9時頃に中型のキスを上げて、納竿とした。
 
 カレイは1枚だけだったが、それでも久しぶりのカレイで楽しく釣りが出来た。12時過ぎから仕事に出掛けたけれど、それがなければもう少しゆっくりと釣りが出来たのに、と思ったりもした。23日は1日休みが取れるから、青虫を2000円分ほど買って、ゆっくりとカレイ釣りをしたいと思う。今の時期が釣りの一番いいシーズンなのかもしれない。
 
20161120
 
iPhone 5s

2016年11月19日 (土)

知らないうちに紅葉

 今日も仕事だった。10月の終わりから休みなしでずっと働いている。明日も昼からだが、仕事になっている。でも、今日は家を出るのがいつもより少し遅かったから、昨日の夜は気分的に楽な感じで眠ることが出来た。いつも、6時半ごろに起きるのだが、その6時半に起きるのがとても辛いのだ。いつももう少し寝ていたいと思う。

 にもかかわらず、今日もやはり6時半に目が覚めて、そのまま起き出した。この年になると、もう少し寝るということができないようだ。仕事の準備をしようかと思うが、1時間ほどいつもより時間があるから、ゆっくりとコーヒーを淹れて飲んだりして過ごす。朝、ゆっくりとしているのはいい。外は雨が降っている。
 
 車で出掛けようかと思ったのだが、雨が上がっているので自転車で出掛けた。最近疲労がきつくて自転車を漕ぐのも辛いと感じるから、ずっと車で通勤していた。だから、自転車で仕事に行くのは久しぶりだ。雨上がりで空は鉛色だが、気温もそんなに低くなくて、何となく心地よい感じがする。
 
 写真を撮りながら仕事に行こうと思った。富士のX-T10をしばらく使っていなかったので、それを使おうかと思い、準備をしたのだが、ズームレンズの方が使い勝手が良さそうな気がして、結局いつものようにパナソニックのDMC-GM5を持って行くことにした。DMC-GM5はいつかグリーンの張り革のものを買いたいと思っていたのだが、あっという間にディスコンになってしまった上、中古もほとんど出回っていない。後継機もなく、多分、大事に使っているという人が多いのではないかと思う。あれだけ小さなカメラであれだけよく写るのに、すぐにディスコンになってしまったから、欲しいと思う人は多いのだろうと思う。製造中止になる前には新品のアウトレットがあちこちで見られたし、自分の持っているものもそれなのだが、こうなるのならもう1台、あの時に予備機を購入しておけばよかったと悔やまれる。
 
 車で1週間ほど通勤していたのだが、これほどまでに沿道が紅葉していることに全く気付かなかった。まだ緑色の葉の方が多いけれど、紅葉も銀杏も綺麗に色づいている。銀杏はもう散りかけていて、秋が深まったことを感じさせる。首から提げたGM5は、小さなシャッター音を立てながらその写真を撮っていく。姫路城の周囲は、多くの人で賑わっていた。今日は入場料が無料らしい。
 
 明日は昼から仕事だから、早朝の数時間だけ、釣りに行ければいいなと思っている。もっとゆっくりと釣りをしたいが、それもなかなかできない。
 
20161119
 
Panasonic Lumix DMC-GM5 w/Lumix G Vario 12-32mm F3.5-5.6 O.I.S.

2016年11月12日 (土)

うららかな日

 前にブログを書いてから2週間経つ。2週間の間、休日もなく、ずっと仕事を続けた。毎朝、起きるのが辛く、体も重くて一体何が原因なのだろうとずっと考えていると、前の晩、夕食を過食気味に摂った時、翌朝辛いということが分かってきた。夕食を控えめにすると、翌朝の倦怠感が少しましになった。もう、40を半ば過ぎようとしているから、以前のように代謝も良くないし、無理もきかなくなっている。

 今日も午前中は仕事で、午後からも仕事が入っていたのだが、仕事を代わって貰って半日だけ休みを取った。休みを取ろうと思ったのは午前中、あまりにもいい天気だったからだ。先週の半ばからひどい風邪をひいていて、微熱があるような状態でここ3日ほどきているのだが、このいい天気の下にいると、海にどうしても行きたくなったのだった。
 
 昼過ぎに家に帰って釣りの準備をした。いつものようにキス釣りだ。もうキスの時期は過ぎつつあり、多分いつもの護岸に行ってもカレイ釣りの人がいるくらいだろうと思う。カレイがぼちぼちと上がっているようだけれど、私にはカレイ釣りがどうも苦手でよく分からない。カレイ釣りは餌代がかなり高価なのも困るし、荷物もキス釣りのように竿一本にリール一個、というわけにもいかず、振り出し竿を3本、大型リール3個、三脚に水汲みバケツを持つとかなりの荷物だ。それに加えてエサが半日で2000円ほどだろうか。キス釣りだったら500円もあれば1日できる。
 
 護岸に着くと、良い天気で風もない。カレイ釣りをしている人が3人。咳き込みながら竿を継いで準備をして投げる。全く反応がない。2投目と3投目に10センチほどのキスがかかるが、リリースする。それからはそのサイズのキスしか上がらないので移動する。移動すると、大きなアタリがあって20センチを超えるキスが釣れた。気をよくするが、後が続かない。でも、忘れた頃にぽつり、ぽつりと20センチ前後のキスが釣れる。3時間ほど釣りをして、20センチ前後のキスが8匹釣れた。その辺りで熱っぽくなってきたので納竿して帰ることにした。暖かな日だったので、風邪はそんなに酷くなっていない。ただ、咳が止まらない時がある。煙草を控えようと思う。
 
 仕事を休んで、一人で海岸にいて、リールを巻いてキスを釣っていると、気持ちが少しだけ楽になったような気がする。人と関わる仕事で、それで疲れているから、今日みたいに一人になりたいと思うのだろう。
 
 明日は早朝からまた仕事だ。風邪が治ればよいが。
 
20161112
 
Nikon COOLPIX S620

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